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UXリサーチとは?手法・進め方・UIデザインへの活かし方を解説

UXリサーチとはユーザーの行動・動機・課題を体系的に調査するプロセス。代表的な手法、進め方、UIデザインへの活かし方をUIXHEROの3レイヤー構造で解説します。

2026年3月22日
更新: 2026年8月30日
7
by Dengen Yosho(DGYS)

リサーチ(User Experience Research)とは、ユーザーの行動・動機・課題を体系的に調査するプロセスです。

要するに「ユーザーが本当に求めているもの」を明らかにし、製品設計の根拠を得る活動です。

「この機能を追加すれば売れるはず」「ユーザーは◯◯を求めている」——こうした思い込みは、しばしば的外れな製品開発につながります。UXリサーチは、推測ではなくエビデンスに基づいた意思決定を可能にします。この記事では、UXリサーチの定義・代表的な手法・への活かし方を、UIXHEROの3レイヤー構造に沿って解説します。

この記事でわかること

  • UXリサーチの定義と目的
  • 代表的な手法(インタビュー・・A/Bテストなど)
  • リサーチ結果をデザインに活かす方法
  • UIXHEROの3レイヤー構造でリサーチを体系的に学ぶ方法

UIXHEROではUI設計を UX心理(Why) → UI原則(What) → UIコンポーネント(How) の3レイヤーで体系化しています。

→ サイト全体の入口は UXデザイン完全ガイド から

※ この記事はUXリサーチの基本概念を解説しています。全手法へのは「UXリサーチ完全ガイド」をご覧ください。


UXリサーチとは

UXリサーチの全体像 — 推測ではなくエビデンスで設計するタップして拡大表示

UXリサーチ(User Experience Research)とは、ユーザーの行動・動機・課題を体系的に調査し、製品設計の根拠を得るプロセスです。観察、インタビュー、テスト、データ分析など様々な手法を組み合わせて、「ユーザーが本当に求めているもの」を明らかにします。

項目内容
英語名User Experience Research /
別名ユーザーリサーチ、ユーザー調査
目的に基づいた意思決定
一言で推測ではなくエビデンスで設計する

要するに:UXリサーチ = ユーザーを知り、根拠ある設計判断をする


UXリサーチの4象限

UXリサーチの4象限 — 定性/定量 × 態度/行動タップして拡大表示

UXリサーチの手法は、「何を知りたいか」と「どう調べるか」の2軸で分類できます。

態度(言っていること)行動(やっていること)
定性(なぜ・どのように)インタビュー、フォーカスグループユーザビリティテスト、フィールド調査
定量(何が・どれくらい)アンケート、調査、アクセス解析

定性は深く、定量は広くタップして拡大表示

定性リサーチ

「なぜ」「どのように」を深く理解する。少人数でも深いが得られる。

定量リサーチ

「何が」「どれくらい」を数値で把握する。統計的な信頼性を確保するため、一定のサンプル数が必要。


代表的なUXリサーチ手法

代表的なUXリサーチ手法 — それぞれ「何がわかるか」が違うタップして拡大表示

UIXHEROでは15の手法を体系化しています。ここでは代表的な5つを紹介します。

1. ユーザーインタビュー

ユーザーに直接話を聞き、行動のにある動機や課題を深掘りする手法。

項目内容
目的「なぜ」を理解する
人数5〜8人程度
所要時間1人あたり30〜60分

→ 詳細は ユーザーインタビュー で解説

2. ユーザビリティテスト

ユーザーに実際のタスクを実行してもらい、UIの問題点を発見する手法。

項目内容
目的の問題を発見する
人数5人で約85%の問題を発見
所要時間1人あたり30〜60分

→ 詳細は ユーザビリティテスト で解説

3. A/Bテスト

2つのパターンを実際のユーザーで比較し、どちらが良い成果を出すかをデータでする手法。

項目内容
目的どちらが良いかを検証する
サンプル数を確保できる数
期間数日〜数週間

→ 詳細は A/Bテスト で解説

4. アンケート調査

多数のユーザーから定量的なデータを収集する手法。

項目内容
目的傾向を数値で把握する
サンプル数100〜1000人以上
所要時間回答者1人あたり5〜15分

→ 詳細は アンケート調査 で解説

5. カードソート

ユーザーに情報をグルーピングしてもらい、情報設計()の根拠を得る手法。

項目内容
目的情報の分類・構造を理解する
人数15〜30人程度
所要時間1人あたり20〜30分

→ 詳細は カードソート で解説


UXリサーチの進め方

UXリサーチの進め方 — 5ステップタップして拡大表示

UXリサーチは以下の5ステップで進めます。

1. 目的を明確にする

「何を知りたいか」を明確にする。(RQ)を設定します。

2. 手法を選ぶ

目的に応じて適切な手法を選択。定性・定量、態度・行動の4象限で判断します。

3. 調査を実施する

参加者のリクルーティング、調査の実施、データの収集を行います。

4. 分析する

収集したデータを分析し、パターンや傾向を見つけ出します。

コーディング分析親和図法

5. 共有・活用する

分析結果をチームに共有し、設計に活かします。


リサーチ結果をUIデザインに活かす

リサーチ結果をUIに落とし込む — 3レイヤー構造タップして拡大表示

リサーチで得たインサイトは、3レイヤー構造に沿ってUIに落とし込みます。

リサーチで発見した課題 「ユーザーは選択肢が多すぎて迷っている」

UX心理(Why) ヒックの法則:選択肢が多いほど決定時間が増加する

UI原則(What) 選択肢を減らす:選択肢は最小限に絞り、推奨を明示する

UIコンポーネント(How) Select / Radio Button

リサーチ → 心理法則 → 設計原則 → コンポーネント、という流れで根拠ある設計が可能になります。


よくある質問

UXリサーチは誰がやる?

専門のUXリサーチャーがいる場合もありますが、デザイナーやプロダクトマネージャーが兼任することも多いです。重要なのは「ユーザーの声を聞く姿勢」を持つことです。

予算がなくてもできる?

はい。5人のユーザビリティテストで85%の問題が発見できるという研究もあります。少人数・低コストでも価値あるインサイトは得られます。

どのタイミングで実施する?

開発フェーズ全体で継続的に実施するのが理想ですが、少なくとも「企画段階」と「リリース前」には行いましょう。


まとめ|UXリサーチは根拠ある設計の出発点

UXリサーチとは、ユーザーの行動・動機・課題を体系的に調査し、製品設計の根拠を得るプロセスです。推測ではなくエビデンスに基づいた意思決定を可能にします。

本記事では、UXリサーチの定義・代表的な手法・UIデザインへの活かし方を解説しました。

  • UXリサーチとはユーザーを知り、根拠ある設計をする活動
  • 定性/定量、態度/行動の4象限で手法を選ぶ
  • リサーチ結果は3レイヤー構造でUIに落とし込む

さらに体系的に学びたい方は、以下のハブ記事から各レイヤーを深掘りできます。

UXリサーチとは、ユーザーの行動・動機・課題を体系的に調査し、製品設計の根拠を得るプロセスです。


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UXリサーチをさらに学ぶ — 次に読むべき領域タップして拡大表示

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リサーチ・インタビュー

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最終更新: 2026年8月30日

この記事を書いた人

Dengen Yosho(DGYS)

Dengen Yosho(DGYS)

UI/UXデザイナー兼デザインエンジニア デザイン歴25年以上 情報設計〜UIデザイン〜React/TypeScriptによる実装までを一気通貫で担当 大手企業のDXプロジェクトや決済アプリ領域で、デザインリードとして改善と構築を経験 現在はフリーランスとして、プロダクトのUI/UX改善とデザインシステム構築を支援 長年の実務の中で感じてきたのは、 「良いUI」はセンスではなく、再現可能な判断の積み重ねであるということ UIXHEROは、 心理学や行動科学の知見を、現場で使える設計言語に翻訳するための場所 関心領域は「ユーザーの行動が変わるUI」 人の認知・注意・意思決定の構造を理解し、 “なぜそのUIが機能するのか”を言語化することを目指している

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