#005
開発・システム・運用
#005Job-to-be-Done
Job-to-be-Done
別名・表記:JTBDJobs to be Doneジョブ理論
UIXHERO Definition
「顧客はプロダクトそのものではなく、プロダクトによって自分が成し遂げたい仕事(Job)を買っている」という考え方(JTBD)。ユーザーの表層的な属性ではなく、深層的な動機に着目する。
概要
クレイトン・クリステンセンの「ミルクシェイク理論」の逸話が有名。「朝の退屈な通勤時間の暇つぶし」というJobを片付けるために、ドロドロして飲むのに時間のかかるミルクシェイクが雇われていた。
UXでの活用
- 機能開発: 「ドリルが欲しいのではなく、穴が欲しい」。ドリルを高性能にするのではなく、「穴を開ける(ポスターを貼る)」という目的を達成するための別の方法(強力な両面テープなど)を提案できるかもしれない。
- 競合の再定義: 書店アプリの競合は、他の書店アプリではなく「YouTube(暇つぶし)」かもしれない。
💡 使いどころ
新規事業の立案や、機能過多になったプロダクトの方向性を修正する時。ペルソナ(属性)だけではユーザーの行動を説明できない場合に有効。
⚠️ 注意点・誤用
「Job」は機能的なタスクだけでなく、感情的・社会的な側面(例:同僚にかっこいいと思われたい)も含むことを忘れないこと。
具体例
- ミルクシェイクの事例(朝の退屈しのぎのために雇われていた)
- ドリルを買う人は実は『穴』が欲しい
出典・参考文献:
- Christensen, C. M., & Raynor, M. E. (2003).The Innovator’s Solution: Creating and Sustaining Successful Growth.Harvard Business School Press.
- Christensen, Clayton M., et al.Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer ChoiceHarperBusiness, 2016.