#009
インタラクション・アニメーション
#009あいとらっきんぐ
アイトラッキング (Eye Tracking)
別名・表記:Eye Tracking視線計測
UIXHERO Definition
「視線計測」。ユーザーの視線位置・停留時間・視線移動(サッケード)を計測・分析する技術および手法。
概要
多くのアイトラッカーは、角膜反射(Corneal Reflection)と瞳孔位置を組み合わせたPCCR法(Pupil Center Corneal Reflection)を用いて視線座標を推定する。 近年ではWebカメラを使った簡易的なアイトラッキングや、マウスの動きを視線の代用とするマウスフロー分析なども行われている。ただし、マウス移動と視線には一定の相関はあるものの、完全に一致するわけではないことが研究で示されている。
UXでの活用
分析手法
- ヒートマップ (Heatmap): 視線が集中した場所をサーモグラフィのように色分けして表示する。熟読エリア(ホットスポット)が一目でわかる。
- ゲイズプロット (Gaze Plot): 視線がどの順番で移動し、どこで止まったか(停留:Fixation)を点と線で可視化する。視線誘導がうまくいっているかを確認できる。
代表的な視線パターン
- F型パターン: テキスト主体のページでよく見られる、左上から右へ、そして少し下がってまた右へ…という読み方。
- Z型パターン: 画像とテキストが交互に配置されたランディングページなどで見られる、左上→右上→左下→右下という視線の動き。
これらのパターンは一般傾向であり、コンテンツ構造やユーザーの目的によって変化する。
💡 使いどころ
デザインの評価。重要なボタンやコピーがユーザーの視界に入っているか、視線の流れ(フロー)が設計通りかを確認したい時。
⚠️ 注意点・誤用
「見ている=理解している(または好んでいる)」とは限らない。視線が留まっているのは、興味があるからかもしれないし、分かりにくくて困惑しているからかもしれない。定性的なインタビューと組み合わせて分析する必要がある。
具体例
- ヒートマップ分析(よく見られている場所を赤く表示)
- ゲイズプロット(視線の移動順序を線で結んで表示)
- F型パターン(視線がFの字に動く傾向)の確認
出典・参考文献:
- Goldberg, J. H., & Kotval, X. P. (1999). Computer interface evaluation using eye movements: Methods and constructs. International Journal of Industrial Ergonomics, 24(6), 631–645.
- Poole, A., & Ball, L. J. (2006). Eye tracking in human–computer interaction and usability research: Current status and future prospects. In Encyclopedia of Human Computer Interaction.
- Huang, J., White, R. W., & Buscher, G. (2012). User see, user point: Gaze and cursor alignment in web search. Proceedings of the SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems, 1341–1350.
関連する解説記事
関連する記事詳細が見つかりませんでした。