UIXHERO
#164
心理学・認知バイアス
#164

せんたくのぱらどっくす

選択のパラドックス

別名・表記:Choice OverloadThe Paradox of Choice決定麻痺

UIXHERO Definition

「多すぎる選択肢は毒」。選ぶ自由がありすぎると、逆に選べなくなる現象。

概要

心理学者バリー・シュワルツが著書『The Paradox of Choice』で提唱した概念。 豊富な選択肢は、一見すると自由で幸福なことのように思えるが、実際には決断の負担(Cognitive Load)を増やし、選んだ後の後悔(「あっちの方が良かったかも」)を生み出しやすくする。

UXでの活用

  • キュレーション: 「人気ランキング」や「スタッフのおすすめ」として、選択肢を絞り込んで提示する。
  • デフォルト設定: 最も多くのユーザーに適した設定をデフォルトにしておき、あえて変更したい人だけが変更できるようにする(ナッジ)。
  • 段階的開示: いきなり全ての選択肢を見せるのではなく、カテゴリー選択などで段階的に絞り込ませる。

💡 使いどころ

商品一覧、料金プラン、設定画面など、ユーザーに選択を求める場面全般。特に選択肢が10個を超えるような場合に注意が必要。

⚠️ 注意点・誤用

選択肢を単純に減らせば良いわけではない。ユーザーは「自分で選んだ」という感覚(自己決定感)も重要視するため、フィルタリングやおすすめ提示など「選びやすくする」工夫が必要。

具体例

  • ジャムの実験(24種類のジャムより6種類のジャムの方が購入率が高かった)
  • 料金プランを「松・竹・梅」の3つに絞る
  • Netflixの「マッチ度」表示によるレコメンド
出典・参考文献:
  • Schwartz, B. (2004). The Paradox of Choice: Why More Is Less. Harper Perennial.

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作成: 2026年2月12日
更新: 2026年2月22日

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