#261
心理学・認知バイアス
#261ぶんせきまひ
分析麻痺
別名・表記:Analysis Paralysis麻痺する分析
UIXHERO Definition
「考えすぎて動けない」。完璧な選択をしようとするあまり、行動不能に陥ること。
概要
「完璧主義(Maximizer)」傾向のあるユーザーほど陥りやすい。 失敗したくない、損をしたくないという心理が強く働き、リスクを回避するためにさらなる情報を求め続けるが、それが逆に決断の遅れや機会損失を招く。
UXでの活用
- おすすめの提示(Recommendation): 「迷ったらこれ」「人気No.1」といったレコメンドを表示し、決断の背中を押す。
- デフォルトの活用: 設定項目が多い場合、大多数のユーザーに適した「推奨設定」をデフォルトにし、詳細設定は隠す。
- 比較機能の簡素化: 比較表では、すべての項目を羅列するのではなく、重要な差別化ポイントだけに絞って表示する。
💡 使いどころ
ユーザーが多くの比較検討を必要とする場面(高額商品の購入、複雑な設定など)で、スムーズな決断を促すために意識する。
⚠️ 注意点・誤用
情報を隠しすぎると、今度は「情報不足への不安」から決断できなくなる。必要な情報は提示しつつ、その見せ方(情報の階層化)や推奨(リコメンド)によって決断をサポートするバランスが重要。
具体例
- 家電のスペック表が複雑すぎて、どれを買えばいいかわからなくなる
- レストランのメニューが多すぎて決められない
- 将棋やチェスで、数手先を読みすぎて時間がなくなる
出典・参考文献:
- Schwartz, B. (2004). The Paradox of Choice: Why More Is Less. Harper Perennial.
- Simon, H. A. (1955). A Behavioral Model of Rational Choice. The Quarterly Journal of Economics, 69(1), 99–118.
関連する解説記事
関連する記事詳細が見つかりませんでした。