UIXHERO

UIとは?インターフェースデザインとUXとの違いをわかりやすく解説

UIとは、ユーザーが見て・触れて・操作する接点のことです。本記事では、インターフェースデザインとは何か、UXとの違い、UIデザインの基本要素を初心者向けにわかりやすく解説します。

2026年3月22日
更新: 2026年8月27日
10
by Dengen Yosho(DGYS)
UIとは?インターフェースデザインとUXとの違いをわかりやすく解説

UI(User Interface)とは、ユーザーが見て・触れて・操作する、製品との接点のことです。 は画面の見た目だけではありません。ボタンやフォームの操作性、フィードバック、ナビゲーションなど「触り心地」もUIの一部です。

3行でわかるUI

  • UIとは:ユーザーが見て・触れて・操作する(画面・ボタン・操作系)
  • インターフェースデザインとは:その接点を、理解しやすく操作しやすい形に設計すること
  • UXとの違い:UIは使用中の接点、は体験全体(UIはUXの一部)

UIとは何かをわかりやすく説明すると

UI(:ユーザーインターフェース)とは、ユーザーと製品・サービスの接点となるすべての要素を指します。画面のレイアウト、ボタン、フォーム、アイコン、色、タイポグラフィ、など、ユーザーが「見て・触れて・操作する」ものがUIです。

UIの意味をさらに短く言うと、「ユーザーがシステムとやり取りするための窓口」です。スマートフォンアプリの画面、Webサイトの、検索フォーム、エラー表示、音声入力など、ユーザーが製品の機能を理解し、操作するために触れるものはすべてUIに含まれます。

用語として先に整理したい場合は、ユーザーインターフェース も参考になります。

項目内容
英語名User Interface
分野HCI(Human-Computer Interaction)/ 視覚デザイン
構成要素視覚要素(色・形・レイアウト)+ インタラクション(操作・
一言でユーザーが見て・触れて・操作するすべて

要するに:UI = ユーザーと製品の接点(視覚 + 操作)

UIは大きく2つの要素で構成されます:

  1. 視覚要素:色、タイポグラフィ、アイコン、レイアウト、スペーシング
  2. インタラクション:ボタン、フォーム、ナビゲーション、アニメーション、フィードバック

UIとは — ユーザーと製品の接点タップして拡大表示


UIデザインとは

UIデザインとは、ユーザーと製品の接点を「見やすく、理解しやすく、操作しやすい」形に設計することです。見た目を整えるだけでなく、ユーザーが迷わず目的を達成できるように、情報の並べ方、ボタンの優先順位、入力フォームの流れ、操作後のフィードバックまで設計します。

日本語では「インターフェースデザイン」と呼ばれることもあります。インターフェースデザインとは、システムの機能や情報を、ユーザーが扱える画面・部品・言葉・導線に翻訳する設計です。複雑な処理をそのまま見せるのではなく、人間が理解しやすい形に変換することがUIデザインの役割です。

観点UIデザインで決めること
情報設計何を先に見せ、何を後に見せるか
視覚設計色、文字サイズ、、レイアウトで優先度をどう伝えるか
操作設計ボタン、フォーム、メニューをどう操作させるか
フィードバック操作後に成功・失敗・進行中をどう伝えるか

要するに:UIデザイン = 見た目の装飾ではなく、接点を使いやすく翻訳する設計

UIデザインの全体像は UIデザイン完全ガイド、具体的な判断基準は UIデザイン原則一覧 で体系的に学べます。

UIとUXの違い

UIとUXは混同されやすい概念です。両者の違いを整理します。

UIとUXの関係 — UIはUXの一部タップして拡大表示

項目UI(ユーザーインターフェース)UX(ユーザー体験)
定義ユーザーと製品の接点(画面・操作系)ユーザーが得るすべての体験
範囲使用中の操作・視覚要素使う前〜使った後まで
「このボタンは押しやすい」「このサービスは信頼できる」
担当領域視覚デザイン・インタラクション戦略・リサーチ・・UIすべて

UIはUXの一部です。UXは「使う前〜使った後まで」の体験全体を指し、UIはその中の「使っている最中の接点」を担います。

良いUIは良いUXに貢献しますが、UIだけを改善してもUX全体が良くなるとは限りません。たとえばボタンが押しやすくても、その後の確認メールがわかりにくければ体験は損なわれます。

英語で UI and UX design と並べて書かれる場合は、画面上の接点を設計するUIデザインと、利用前後を含む体験全体を設計するをセットで扱う意味です。UI designer は主に画面・コンポーネント・状態変化を設計し、UX designer はユーザー理解、課題定義、情報設計、体験フローまで広く扱います。ただし実務では両者が重なり、UI/UXデザインとして一体で進めることも多くあります。

UIが良くてもUXが悪い例タップして拡大表示

→ UXの詳細は UXとは で解説 → 両者の違いを詳しく知る: UIとUXの違い


よくある誤解

誤解1:UIは見た目だけのことだ

UIは色やレイアウトだけではありません。ボタンの押しやすさ、フォームの入力しやすさ、操作に対するフィードバックなど、「触り心地」もUIの重要な要素です。

誤解2:UIが良ければUXも十分だ

UIは体験全体の一部です。画面が使いやすくても、サポートが悪い・配送が遅い・期待と違う——といったUI以外の要因がUXを損なうことがあります。

誤解3:UIデザインは装飾である

UIデザインは「きれいにすること」ではなく、ユーザーが迷わず目的を達成できるように操作・導線・フィードバックを設計することです。行動設計の側面を持っています。


なぜUIデザインが重要なのか

UIデザインが重要な理由は3つあります。

1. 第一印象を決める

ユーザーはUIを見た瞬間に「使いやすそう」「信頼できそう」という印象を形成します。研究によると、ユーザーがWebサイトの印象を判断するのにかかる時間はわずか50ミリ秒です。情報が整理されていないだけで、古い・使いにくいという印象を与えてしまうことがあります。

2. 認知負荷を左右する

UIの設計次第で、ユーザーが「考えなければならない量」が大きく変わります。が高いUIはストレスを生み、離脱の原因になります。ボタンや選択肢が多すぎると、どこを押せばいいか迷って離脱につながります。

認知負荷 を理解する

3. 行動を誘導する

ボタンの位置、色、サイズ、文言——UIの設計は、ユーザーの行動に直接影響します。の位置や文言を変えるだけで、登録率やクリック率が大きく変わることがあります。

UIは見た目だけでなく、行動と成果に影響するタップして拡大表示


UIデザインの構成要素

UIは以下の要素で構成されます。

UIの構成要素タップして拡大表示

視覚要素

要素役割
感情・意味・階層を伝えるプライマリカラー、エラー色
タイポグラフィ可読性・階層を確保するフォント、サイズ、行間
アイコン意味を視覚的に伝えるホーム、設定、検索
レイアウト情報の構造を表現するグリッド、スペーシング

インタラクション要素

要素役割
ボタンアクションを実行させるButton
フォーム情報を入力させるText Input
ナビゲーション移動を案内するナビゲーション設計
フィードバック結果を伝えるToast

→ 詳細は UIコンポーネント完全ガイド で解説


UIデザインの基本原則

UIデザインには、心理学に基づいた設計原則があります。

UIデザインの4つの基本原則タップして拡大表示

一貫性(Consistency)

同じ要素は同じ見た目・動作にする。ユーザーの学習コストを下げ、予測可能性を高めます。

コンポーネントの一貫性 を理解する

視覚的階層(Visual Hierarchy)

重要な情報ほど目立たせる。サイズ、色、、位置で優先度を伝えます。

視覚的階層 を理解する

フィードバック(Feedback)

ユーザーの操作に対して即座に反応を返す。「ちゃんと動いている」という安心感を与えます。

フィードバック を理解する

アフォーダンス(Affordance)

「押せそう」「スライドできそう」という操作可能性を視覚的に伝える。

アフォーダンス を理解する


UIをさらに学ぶための関連領域

UIXHEROでは、UIデザインを3レイヤー構造で体系化しています。

UIXHEROの3レイヤー構造タップして拡大表示

レイヤー問い役割記事数
UX心理(Why)なぜユーザーはそう感じ・行動するか人間の認知・感情・行動の仕組みを理解する119本
UI原則(What)どう設計すればよいか心理法則をUIの判断基準へ翻訳する65本
UIコンポーネント(How)どう形にするか原則を実装可能な部品として具体化する60本

具体例:ヒックの法則の場合

UX心理(Why) ヒックの法則:選択肢の数が増えるほど意思決定にかかる時間は対数的に増加する

UI原則(What) 選択肢を減らす:選択肢は最小限に絞り、推奨を明示する

UIコンポーネント(How) Select / Radio Button

この構造により、「なぜそのUIが良いのか」を心理学的根拠から説明できるようになります。


よくある質問

UIとは具体的にどこまでの範囲を指しますか?

画面に表示される視覚要素(色・レイアウト・アイコン)に加え、ボタンの操作感、フォームの入力しやすさ、操作後のフィードバックなど、ユーザーが製品と接するすべてのインタラクションがUIの範囲です。

UIデザインとは何ですか?

UIデザインとは、ユーザーが製品を見て、理解し、操作するための接点を設計することです。色やレイアウトを整えるだけでなく、情報の優先順位、ボタンやフォームの、エラーや完了状態の伝え方まで含みます。

インターフェースデザインとは何ですか?

インターフェースデザインとは、システムとユーザーの間にある接点を設計することです。UIデザインとほぼ同じ意味で使われることが多く、複雑な機能を人間が理解しやすい画面・操作・言葉に翻訳する役割を持ちます。

UI and UX design とは何ですか?

UI and UX design とは、画面や操作部品を設計するUIデザインと、利用前後を含む体験全体を設計するUXデザインをまとめて扱う表現です。UIはUXの一部であり、良いUXを作るには、見た目・操作性・情報設計・をつなげて考える必要があります。

UIデザインとUXデザインの違いは何ですか?

UIデザインは、画面・ボタン・フォーム・ナビゲーションなど「使っている最中の接点」を設計します。UXデザインは、認知、比較、利用、サポート、記憶まで含めた体験全体を設計します。詳しくは UIとUXの違い で整理しています。

UIデザインとグラフィックデザインの違いは?

グラフィックデザインは「見た目」を重視しますが、UIデザインは「操作性」も含みます。UIは「インタラクティブ」であることが大きな違いです。

良いUIデザインの見分け方は?

「迷わない」「ストレスがない」「目的を達成できる」——この3つが揃っているUIは良いデザインです。


まとめ|UIはユーザーと製品の接点すべて

UIとは、ユーザーと製品・サービスの接点となる画面や操作系のことです。視覚要素とインタラクションで構成され、UXという大きな体験の中で「使用中の接点」を担います。

  • UIとはユーザーが見て・触れて・操作するすべて
  • UIは見た目だけでなく、操作やフィードバックも含む
  • UIはUXの一部(UXの方が広い概念)
  • UIデザインは心理学に基づいた設計原則に従う

UIとは、ユーザーと製品・サービスの接点となるすべての要素——見て・触れて・操作する視覚とインタラクションの総体です。


次に読む

さらに探す

更新のお知らせ

サイトに載せていない実例や、新しい記事のお知らせはこちらで出しています。

読んだ内容を、自分の画面に当てるとき

UIXHEROは、記事を書くほかに、画面の検品・判定、デザインシステムの構築、実装と改善の伴走を受けています。何を頼めばいいか決まっていない段階の相談も、同じ窓口で受けます。

UIXHEROに頼めることを見る

※ 記事の内容についての質問や、書いてほしいテーマの要望も同じ窓口で受けています

記事をシェア

メールでお知らせを受け取る

最終更新: 2026年8月27日

この記事を書いた人

Dengen Yosho(DGYS)

Dengen Yosho(DGYS)

UI/UXデザイナー兼デザインエンジニア デザイン歴25年以上 情報設計〜UIデザイン〜React/TypeScriptによる実装までを一気通貫で担当 大手企業のDXプロジェクトや決済アプリ領域で、デザインリードとして改善と構築を経験 現在はフリーランスとして、プロダクトのUI/UX改善とデザインシステム構築を支援 長年の実務の中で感じてきたのは、 「良いUI」はセンスではなく、再現可能な判断の積み重ねであるということ UIXHEROは、 心理学や行動科学の知見を、現場で使える設計言語に翻訳するための場所 関心領域は「ユーザーの行動が変わるUI」 人の認知・注意・意思決定の構造を理解し、 “なぜそのUIが機能するのか”を言語化することを目指している

あわせて読みたい

この記事に関連する記事をご紹介します

UI設計プロセス完全ガイド|Why→What→Howで設計判断を言語化する

UIデザインの設計プロセスを6ステップで体系化。「なぜそのUIか」を説明できるようになるUX心理→UI原則→UIコンポーネントの思考順序と実践フレームワーク。

2026年3月6日
20

UIコンポーネント完全ガイド|UIパーツ設計の全69記事

Button・Modal・Toast・Sidebarなど、UIコンポーネント69記事を9カテゴリで体系化。各コンポーネントの設計判断・状態設計・アクセシビリティをまとめたハブページ。

2026年3月5日
21

UIデザイン完全ガイド|UI原則・UXデザインの法則・コンポーネントを体系化

UI原則、UI設計原則、UXデザインの法則をWhy→What→Howで体系化。UX心理・UI原則・UIコンポーネントをつなげて学ぶUIXHEROの総合入口ガイド。

2026年3月5日
28

もっと深く知りたいですか?

ここに掲載されていないトピックについても、リクエストがあれば解説記事を追加します。 わかりにくい点や、具体的な事例について知りたいことがあれば教えてください。

リクエストを送る

その画面、AIに作らせたあと「出していいか」誰が判断していますか?

UIXHERO の知識を、実際の画面の判断に。AIが作ったUIの課題・改善優先度・判断根拠を、 6観点で整理する軽量 Design QA です。

Design QA を見る