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ミラーの法則 (Miller's Law)

「マジックナンバー7±2」。人間が短期記憶に同時に保持できる情報の数は、およそ7個(プラスマイナス2個)であるという法則。

2026年1月23日
更新: 2026年8月27日
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by Dengen Yosho(DGYS)
ミラーの法則 (Miller's Law)

この記事の要点(UIXHERO視点) XHEROでは、ミラーの法則を「ユーザーに提示する情報の塊(チャンク)を5つ前後(7±2)に抑え、短期記憶の限界を超えないようにするためのルール」と定義する。 本記事では、マジックナンバー(7±2)の数字遊びに陥ることなく、情報を意味のある塊(チャンク)に分割することで、ユーザーの短期記憶をハックし、認知負荷を劇的に下げる構成術を整理する。

ミラーの法則とは?

1956年、心理学者ジョージ・ミラーは、人間のの容量に限界があることを示しました。 平均的な人間が一度に記憶・処理できる情報の塊(チャンク)の数は、7±2(5〜9個)であるとされています。

この法則は、「項目を7個以内にしろ」という意味ではなく、「情報を塊(チャンク)に分けて整理しろ」という教訓としてに応用されます。

UXデザインでの活用事例

1. チャンク化 (Chunking)

最も有名な応用例は電話番号やクレジットカード番号です。 09012345678 と書かれるより、 090-1234-5678 と区切られている方が、圧倒的に記憶しやすくなります。

2. コンテンツのグループ化

ブログ記事などで、適切な見出しをつけて段落を分けるのもチャンク化の一種です。 長いリストも、カテゴリーごとの小見出しで区切ることで、ユーザーはスキャンしやすくなります。

3. 入力フォームの分割

住所入力などで、郵便番号、都道府県、市区町村...と入力欄を適切にグループ化することで、入力の心理的ハードルを下げます。

実装例: チャンク化による視認性の向上

クレジットカード番号の入力を例に、「生の数字の羅列」と「チャンク化された数字」のを比較するデモです。

実践ガイドライン (Practical Guidelines)

実装チェックリスト

倫理的配慮 (Ethical Considerations)

  • マジックナンバーの呪縛: 「7個」という数字に固執しすぎて、本来必要な情報を削ったり、不自然なグループ分けをしないようにしましょう。現代のGUI環境では、画面を見ながら操作できるため、記憶容量の制限は多少緩和されています(再認記憶)。
  • 情報の隠蔽: 情報を小分けにしすぎて、全体像が見えなくなる(オーバー・)と、かえって探索コストが増えます。

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参考文献

  • Miller, G. A. (1956). "The Magical Number Seven, Plus or Minus Two: Some Limits on Our Capacity for Processing Information." Psychological Review, 63(2), 81–97. Psych Classics at Yorku
  • Nielsen Norman Group. (2009). "Short-Term Memory and Web Usability." NNGroup Article

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最終更新: 2026年8月27日

この記事を書いた人

Dengen Yosho(DGYS)

Dengen Yosho(DGYS)

UI/UXデザイナー兼デザインエンジニア デザイン歴25年以上 情報設計〜UIデザイン〜React/TypeScriptによる実装までを一気通貫で担当 大手企業のDXプロジェクトや決済アプリ領域で、デザインリードとして改善と構築を経験 現在はフリーランスとして、プロダクトのUI/UX改善とデザインシステム構築を支援 長年の実務の中で感じてきたのは、 「良いUI」はセンスではなく、再現可能な判断の積み重ねであるということ UIXHEROは、 心理学や行動科学の知見を、現場で使える設計言語に翻訳するための場所 関心領域は「ユーザーの行動が変わるUI」 人の認知・注意・意思決定の構造を理解し、 “なぜそのUIが機能するのか”を言語化することを目指している

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