#356
心理学・認知バイアス
#356ソフトランディング戦略
ソフトランディング戦略
別名・表記:Soft Landing Strategy
UIXHERO Definition
ユーザーに大きな変化(リニューアルや終了)を受け入れてもらうために、ショックを和らげながら徐々に移行させる手法。
概要
急激な変化はユーザーの反発(現状維持バイアス、心理的リアクタンス)を招く。飛行機が軟着陸するように、段階を踏むことが重要。
UXでの活用
- 並行稼働: 「新しいデザインを試す」ボタンを用意し、ユーザーが旧デザインと新デザインを行き来できる期間を設ける(GmailやTwitterのリニューアル手法)。
- 事前告知: サービス終了の数ヶ月前から告知し、データ移行ツールを提供する。
💡 使いどころ
長年親しまれたUIを刷新する場合や、無料プランを廃止する場合など、ユーザーにとって「痛み」を伴う変更を行う際。
⚠️ 注意点・誤用
移行期間が長すぎると、新旧のメンテナンスコストが二重にかかる。期限を明確に切り、徐々に旧環境の使い勝手を下げる(新環境へ誘導する)などのバランスが必要。
具体例
- Slackのデザインリニューアル(新旧の切り替えスイッチを提供)
- Windowsのサポート終了(数年前からの告知と段階的な警告)
出典・参考文献:
- Status Quo BiasSamuelson & Zeckhauser (1988)
- Psychological ReactanceJack Brehm (1966)
- Change Aversion / Loss AversionKahneman & Tversky