UIXHERO
#265
心理学・認知バイアス
#265

ぷろすぺくとりろん

プロスペクト理論

別名・表記:Prospect Theory損失回避性Loss Aversion

UIXHERO Definition

一般に、「得すること」の喜びよりも、「損すること」の痛みを強く感じる傾向があるとされる理論。意思決定は「参照点(今の状態)」からの変化で判断される。

概要

人間は不確実な状況下で、合理的・論理的ではなく、感情的・直感的に歪んだ判断(バイアス)を下すことをモデル化した理論。特に「損失回避(Loss Aversion)」はマーケティングやUXにおいて強力なフックとなる。

UXでの活用

  • 損失の強調: 「登録すれば1000円もらえます(利得フレーム)」よりも「今登録しないと1000円損します(損失フレーム)」の方が行動を促しやすい場合がある。
  • 保有効果: 一度「自分のもの」になった権利やポイントを失いたくないという心理を利用し、無料体験終了後の継続を促す。

💡 使いどころ

キャンペーンの訴求や、解約防止(リテンション)のメッセージを考える時。

⚠️ 注意点・誤用

脅しのように感じさせると信頼を損なう(ダークパターン)。あくまで「メリットを逃すこと」への気付きとして使う。

具体例

  • 「早期割引」より「期間を過ぎると値上げ」の方が反応が良い
  • 「ポイントの有効期限が切れます」という通知
出典・参考文献:
  • Daniel Kahneman & Amos Tversky (1979), "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", Econometrica
  • Daniel Kahneman (2011), "Thinking, Fast and Slow"
作成: 2026年2月1日
更新: 2026年2月14日

読んだ内容を、自分の画面に当てるとき

UIXHEROは、記事を書くほかに、画面の検品・判定、デザインシステムの構築、実装と改善の伴走を受けています。何を頼めばいいか決まっていない段階の相談も、同じ窓口で受けます。

UIXHEROに頼めることを見る

※ 記事の内容についての質問や、書いてほしいテーマの要望も同じ窓口で受けています

この記事をシェアする
シェア: