#381
心理学・認知バイアス
#381フレーミング効果
フレーミング効果
別名・表記:Framing Effect
UIXHERO Definition
同じ情報でも、その提示のされ方(フレーム)がポジティブかネガティブかによって、受け取り手や意思決定が大きく変わる現象。
概要
同じ内容の事象であっても、表現方法や強調する側面(フレーム)を変えることで、受け手の印象や意思決定が変わる現象。 例えば「手術の成功率は90%です」と言われると安心するが、「手術の死亡率は10%です」と言われると不安になる。合理的には同じ確率でも、感情的な反応が異なる。
UXでの活用
- 価格表示の工夫: 「月額1000円」と書くより、「1日あたり33円(コーヒー1杯分以下)」と表現することで、安さを感じさせる。
- ポジティブフレーミング: 「登録しないと損します」のような不安を煽る表現(損失回避)だけでなく、「登録すればこんな特典があります」というメリット強調(利得フレーム)を使い分ける。
- デフォルトの提示: 選択肢の中で、推奨するプランを「一番人気」「おすすめ」というフレーム枠で囲むことで、ユーザーの選択を誘導する。
💡 使いどころ
コピーライティングや価格表示。同じ事実でも、ユーザーにとってメリットに見える角度(フレーム)から光を当てる。
⚠️ 注意点・誤用
ネガティブなフレーム(恐怖訴求)は強力だが、ブランドイメージを損なう恐れもある。「損失回避」を狙うか、「利得」を強調するか使い分ける。
具体例
- 「生存率95%」の手術(安心) vs 「死亡率5%」の手術(不安)
- 「月額3,000円」 vs 「1日あたりコーヒー1杯分(100円)」
出典・参考文献:
- Kahneman, D., & Tversky, A. (1981).
- The Framing of Decisions and the Psychology of Choice.
- Science, 211(4481), 453–458.