UIXHERO
#264
心理学・認知バイアス
#264

ぷろぐれすばー

プログレスバー

別名・表記:Progress Bar進捗バー

UIXHERO Definition

「あとどれくらい?」。待ち時間の不安を解消するための視覚的な手がかり。

概要

システムのステータスを可視化する(尼僧院の第1原則)ための重要な要素。 人間は、終わりが見えない待ち時間に対して強いストレスを感じるが、進捗が見えると「あと少しだ」と我慢できるようになる。

UXでの活用

  • 心理的体感時間の短縮: プログレスバーが動いているだけで、実際の待ち時間よりも短く感じさせる効果がある。
  • 離脱の防止: 特に長いフォーム入力などでは、現在地とゴールを示すことで、「あと少しで終わるから頑張ろう」というモチベーションを維持させる(ゴール勾配効果)。
  • 労力の錯覚: あえてゆっくり進めることで、裏で複雑な処理を行っているような価値を感じさせる(人工的な待ち時間)。

💡 使いどころ

ファイルのダウンロード、アップロード、インストール、または複数ステップにわたるフォーム入力など、完了までに一定の時間がかかる処理を行う際。

⚠️ 注意点・誤用

正確な残り時間を表示できない場合でも、止まっていないことを示す必要がある(Indeterminate Progress Bar)。また、進捗が99%で長時間止まると、逆にストレスを与える(99%問題)。また、即時完了する操作、頻発操作などではプログレスバーを出すべきでない。

具体例

  • ファイルダウンロード時の緑色のバー
  • アンケートフォームの上部にある「Step 2 of 5」のようなステップ表示
  • YouTubeの動画読み込みバー
出典・参考文献:
  • Nielsen, J. (1994). Usability Engineering. Morgan Kaufmann.
  • Maister, D. H. (1985). The psychology of waiting lines. In J. A. Czepiel, M. R. Solomon, & C. F. Surprenant (Eds.), The service encounter (pp. 113–123). Lexington Books.
  • Hull, C. L. (1932). The goal-gradient hypothesis and maze learning. Psychological Review, 39(1), 25–43.
  • Norton, M. I., Mochon, D., & Ariely, D. (2012). The IKEA effect: When labor leads to love. Journal of Consumer Psychology, 22(3), 453–460.

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作成: 2026年2月12日
更新: 2026年2月14日

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