#289
UI設計パターン
#289もくてきしこうでざいん
目的志向デザイン
別名・表記:Goal-Oriented DesignGoal-Directed Design目的主導デザイン
UIXHERO Definition
アラン・クーパーが提唱したデザイン手法。「ユーザーが達成したい目標(ゴール)」を最優先に考え、機能よりもユーザーの目的達成を重視する。
概要
「ユーザーは何をしたいのか?(What)」ではなく「なぜそれをしたいのか?(Why)」というゴールに焦点を当てるアプローチ。機能(Feature)中心ではなく、目標(Goal)中心で設計することで、本当に必要な機能だけを厳選できる。このアプローチは、UIの複雑化や機能過多(Feature Creep)を防ぐための強力なフレームワークでもある。
UXでの活用
- 不要な機能の削減: ユーザーのゴール達成に寄与しない機能は、たとえ技術的に可能でも実装しないという判断基準になる。
- タスクフローの最適化: ゴールまでの最短距離を設計し、無駄なステップを省くことで、ユーザーの負担を減らす。
- 意思決定の合意形成: 「この機能はユーザーのゴール達成に本当に必要か?」という問いを共通言語にすることで、主観的な議論を減らす。
💡 使いどころ
機能要件ばかりが先行し、誰のために何を作るのかが見失われそうな時。ペルソナ手法と組み合わせて使われることが多い。
⚠️ 注意点・誤用
ユーザーの「要望(これをしてほしい)」と「目標(これがしたい)」は異なる。表面的な要望ではなく、真の目標を見抜く必要がある。
具体例
- 「ドリルが欲しい」ではなく「穴を開けたい」という目標に注目する
- 「ユーザーは“CSVをダウンロードしたい”のではなく、“データを分析したい”」
出典・参考文献:
- Alan Cooper et al. – About Face: The Essentials of Interaction Design
- NN/g(Nielsen Norman Group): Goal-Oriented Design / Task vs Goal