UIXHERO
#374
心理学・認知バイアス
#374

フィッツの法則

フィッツの法則

別名・表記:Fitts's Lawフィッツの法則

UIXHERO Definition

UIXHEROでは、フィッツの法則を「重要な要素ほど『大きく』『近く』配置し、操作ミスを減らすための物理的法則」と定義する。

概要

「ターゲットへの到達時間は、ターゲットまでの距離とターゲットの大きさに依存する」という人間工学の法則。 簡単に言えば、「近くにあって、大きいものは押しやすい(速く、正確に操作できる)」ということです。

詳細解説

数式では ( T = a + b \log_2 (1 + \frac{D}{W}) ) と表されます(T:時間, D:距離, W:幅)。 この法則は、ボタンのデザインや配置において最も基本的かつ重要な指針となります。逆に言えば、小さくて遠いボタンはクリックしにくく、誤操作の原因となります。

UXでの活用

  • ボタンのサイズ: 重要なアクション(購入、登録など)のボタンは十分な大きさを確保する。特にタッチデバイスでは指のサイズ(44px〜48px以上)を考慮する。
  • ターゲット領域の拡大: テキストリンクだけでなく、その周囲のパディングも含めてクリック可能にする。
  • 無限の大きさ: 画面の端(スクリーンエッジ)にある要素は、カーソルがそれ以上突き抜けないため、実質的に無限の大きさを持つと見なされ、極めて押しやすい(Macのメニューバーなど)。

💡 使いどころ

ボタンのサイズ決定、配置場所の最適化、タッチターゲットの設計時。

⚠️ 注意点・誤用

サイズを大きくすればするほど効果があるわけではない(対数的な効果減衰がある)。適切なサイズを超えると、スペースの無駄になる。

具体例

  • 画面端まで広がる保存ボタン(無限のターゲットサイズ)
  • 指の届きやすい画面下部のナビゲーション
出典・参考文献:
  • Fitts, P. M. (1954). The Information Capacity of the Human Motor System in Controlling the Amplitude of Movement
作成: 2026年1月26日
更新: 2026年2月20日

読んだ内容を、自分の画面に当てるとき

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