#068
開発・システム・運用
#068かんせいのていぎ
完成の定義 (DoD)
別名・表記:Definition of DoneDoD
UIXHERO Definition
「どこまでやれば終わり?」。タスク完了の共通基準(コードレビュー完了、テスト通過など)。
概要
スクラム開発などのアジャイル手法において、「完成」の認識ズレは大きな問題となる。 開発者は「コードを書いたから終わり」と思っていても、テスターは「テストが終わっていないから未完成」、POは「ドキュメントがないからリリースできない」と考えるかもしれない。 DoDは、この「完成」の基準を明文化し、品質を担保するための契約である。
UXでの活用
UXの品質も「暗黙知」にせず、DoDとして明文化することで初めて再現可能になる。
- UX DoD: 開発チームのDoDに、UX視点のチェック項目を追加する。
- 例:ヒューリスティック評価をパスしているか?
- 例:主要なユーザーストーリーの導線確認ができているか?
- 例:アクセシビリティ(コントラスト比など)が基準を満たしているか?
💡 使いどころ
スプリントの開始時や、タスクに着手する前に。何を持って「終わり」とするかを明確にし、手戻りや品質のバラつきを防ぐために使う。
⚠️ 注意点・誤用
DoDは一度決めたら不変のものではない。チームの成熟度に合わせて、より厳しい基準(例:アクセシビリティチェックを含めるなど)へと進化させていくもの。
具体例
- ユニットテストが全てパスしていること
- コードレビューが完了し、承認されていること
- デザインQAが完了していること
- ステージング環境にデプロイされていること
出典・参考文献:
- Schwaber, K., & Sutherland, J. (2020). The Scrum Guide. Scrum.org.
- Gothelf, J., & Seiden, J. (2016). Lean UX (2nd ed.). O’Reilly Media.
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