#298
UI設計パターン
#298ゆにばーさるでざいん
ユニバーサルデザイン (Universal Design)
別名・表記:Universal Design共用設計UD
UIXHERO Definition
「みんなのためのデザイン」。特別な誰かのためではなく、最初から全員が使える一つのデザインを作る。
概要
ユニバーサルデザインの7原則:
- 公平性(Equitable Use): 誰でも公平に使えること。
- 柔軟性(Flexibility in Use): 使う人の好みや能力に合わせられること(左右どちらの手でも使えるなど)。
- 単純性(Simple and Intuitive): 使い方が簡単で直感的にわかること。
- 知覚性(Perceptible Information): 必要な情報がすぐに理解できること。
- エラーへの寛容性(Tolerance for Error): うっかりミスをしても危険がないこと。
- 身体的負担の軽減(Low Physical Effort): 少ない力で楽に使えること。
- スペースの確保(Size and Space for Approach and Use): 誰でも近づいて使える十分な広さがあること。
UXでの活用
- マルチモーダル: 情報の伝え方を一つに限定しない(「音」と「バイブレーション」と「画面表示」を組み合わせるなど)。
- エラーの許容: 誤操作してもすぐに「取り消し(Undo)」ができるようにする。
- カスタマイズ: 文字サイズや配色をユーザー自身が調整できるようにする。
💡 使いどころ
公共施設、家電製品、OSの標準機能など、不特定多数のユーザーが使うプロダクトを設計する時。
⚠️ 注意点・誤用
「全ての人に完璧なデザイン」は現実的に難しい場合がある。その限界を補うために、インクルーシブデザイン(特定の排除された人に目を向けるプロセス)やアクセシビリティ(アクセス可能にする技術)という概念が重要になる。
具体例
- 自動ドア(手に荷物を持っている人も、車椅子の人も通れる)
- シャンプーボトルのギザギザ(目が不自由な人も、洗髪中で目をつぶっている人も区別できる)
- 多言語サイン(ピクトグラム)
出典・参考文献:
- Ronald L. Mace
- The 7 Principles of Universal Design
- Center for Universal Design, North Carolina State University