#102
アクセシビリティ・インクルーシブ
#102こうへいせい
公平性 (Equity)
別名・表記:Equity公正性エクイティ
UIXHERO Definition
「全員に同じ靴を与える(平等)」のではなく、「その人の足に合う靴を与える(公平)」こと。
概要
Equity(公平性)は、すべての人が製品やサービスから「等しい恩恵」を受けられるようにすることを指します。 よく比較されるEquality(平等)は「全員に同じものを与える」ことですが、Equityは「全員が同じゴールにたどり着くために、必要なサポートを個別に提供する」ことです。
例えば、階段しかない入口は「誰でも通れる」という意味では平等かもしれませんが、車椅子ユーザーにとってはアクセス不可能です。 スロープやエレベーターを設置することは、EqualityではなくEquity(公平性)の担保にあたります。
UXでの活用
- 多様な入力手段の提供: マウスが使えない人のために、キーボード操作や音声操作を可能にする。
- 情報の等価性: 音声コンテンツには字幕を、動画コンテンツには書き起こしを提供する。
- 文化的な配慮: コンテキストに応じた適切なアイコンや色使いを選定し、特定の文化圏のユーザーを排除しない。
💡 使いどころ
アクセシビリティやインクルーシブデザインを検討する時。特定のユーザー層が不利益を被っていないかを確認する時。
⚠️ 注意点・誤用
「平等(全員に同じUIを提供する)」が常に正義とは限らない。デジタルデバイドや障害を持つユーザーには、追加の支援が必要な場合がある。
具体例
- 視覚障害者向けに、画像に代替テキスト(Alt)を提供する(健常者には見えない追加支援)。
- 通信速度が遅い地域向けに、軽量版のアプリを提供する。
出典・参考文献:
- NN/g: Inclusive Design
- Microsoft Inclusive Design Toolkit