UIXHERO
#116
視覚デザイン
#116

さすてなびりてぃ

サステナビリティ (持続可能性)

別名・表記:SustainabilitySustainable UXDigital Carbon Footprint

UIXHERO Definition

「地球にも、人にも、ビジネスにも優しい」。使い捨てではなく、未来まで続く価値を作ること。デジタルプロダクトにおいて、環境負荷・社会的影響・長期的な価値を考慮した設計思想。

概要

デジタル産業は、世界のCO2排出量の約4%を占めるとする推計もあり(航空業界と同程度)、環境負荷の低減が重要なテーマとなっている。

Sustainable Web Design(持続可能なウェブデザイン)で提唱されている代表的な原則:

  1. Clean: 再生可能エネルギーでホスティングされているか。
  2. Efficient: エネルギー消費が最小限になるように効率化されているか。
  3. Open: 情報がオープンでアクセス可能か。
  4. Honest: ユーザーを欺かない誠実なデザインか。
  5. Regenerative: 環境を搾取するだけでなく、再生に寄与するか。

UXでの活用

  • パフォーマンスの最適化: ページの読み込み速度を上げる(画像を圧縮する、無駄なスクリプトを削る)ことは、ユーザー体験を良くするだけでなく、電力消費を減らし、地球環境にも貢献する。
  • デバイスの長寿命化: 最新機種でしか動かない重いアプリではなく、古い端末でも快適に動くように設計することで、ユーザーがスマホを買い替える頻度を減らし、電子廃棄物を削減できる。
  • 行動変容の促進: ユーザーに「環境に優しい選択(エコ配送オプションなど)」を自然に選ばせるナッジを組み込む。

💡 使いどころ

プロダクトの社会的責任(CSR)を考える時や、パフォーマンス改善(データ量削減)の意義を環境負荷の観点から説明する時。

⚠️ 注意点・誤用

「環境に良い」と謳いながら実際は環境負荷が高い「グリーンウォッシュ」にならないように注意。デジタルの世界にも物理的な環境負荷(サーバー電力など)があることを意識する。

具体例

  • ダークモードの実装(有機ELディスプレイでの消費電力削減)
  • 画像の軽量化や動画の自動再生オフ(データ通信量の削減=CO2削減)
出典・参考文献:
  • Tim Frick, Designing for Sustainability
  • Sustainable Web Manifesto
  • The Shift Project, Lean ICT: Towards Digital Sobriety
  • Green Software Foundation, Green Software Principles
作成: 2026年2月2日
更新: 2026年2月14日

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