UIXHERO
#038
アクセシビリティ・インクルーシブ
#038

えしかるでざいん

エシカルデザイン (Ethical Design)

別名・表記:Ethical Design倫理的デザイン

UIXHERO Definition

「ユーザーを騙さない、搾取しない」。ビジネスの利益よりも、人としての倫理を優先する設計思想。「長期的な信頼・尊重される関係を築くための設計思想」。

概要

テクノロジーが人々の生活に大きな影響を与えるようになった現代において、デザイナーには「何を作るか」だけでなく「何を作るべきではないか」という責任が求められる。

UIXHEROでは、以下の3つの観点で整理している:

  1. 人権の尊重: 差別や搾取を助長しない。
  2. 労力の尊重: 時間や注意力を不当に奪わない。
  3. 経験の尊重: 望まないコンテンツを押し付けない。

UXでの活用

  • プライバシー・バイ・デザイン: 最初からプライバシー保護を前提に設計する(デフォルトで個人情報の収集をオフにするなど)。
  • 透明性の確保: 「なぜこのデータが必要なのか」「AIがどう判断したのか」をユーザーに分かりやすく説明する。
  • 中毒性の排除: "Hooked"モデルのような中毒性を狙う仕掛け(不確実な報酬など)を避け、ユーザーが自分の意志で利用をコントロールできるようにする(ユーザーの幸福・健全性)。

💡 使いどころ

「これってユーザーのためになる?」と迷った時。短期的な利益(クリック数など)のためにユーザーを欺こうとする圧力に抗う時。

⚠️ 注意点・誤用

ビジネス目標(売上)と相反する場合があるため、経営層への説得が必要になる。「倫理的な企業のほうが長期的には信頼され、利益が出る」というロジックで語る。

具体例

  • 解約手続きを意図的に隠さない
  • 通知の許可をしつこく求めない
  • アルゴリズムで中毒性を助長しない(Infinite Scrollの制限など)
出典・参考文献:
  • Mike Monteiro, Ruined by Design
  • Ethical Design Handbook (Ethical Design Manifesto)
  • Tristan Harris / Center for Humane Technology
  • Dark Patterns at scale(Harry Brignull)
作成: 2026年2月2日
更新: 2026年2月14日

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