#152
心理学・認知バイアス
#152すてれおたいぷ
ステレオタイプ
別名・表記:Stereotyping固定観念
UIXHERO Definition
「〇〇な人は××だ」という単純化された思い込み。
概要
本来は印刷用語(鉛版)を指していたが、ウォルター・リップマンによって社会心理学の用語として広められた。 膨大な情報を効率的に処理するために、脳が対象をカテゴライズしてパターン認識しようとする機能の一つだが、過度の単純化は誤解や偏見を生む。
UXでの活用
※ステレオタイプは“使うための手法”ではなく、“避けるべき思考の癖”として扱うことが多い。
- ペルソナの検証: 作成したペルソナが、単なる「ステレオタイプの寄せ集め」になっていないか見直す。実在のユーザーへのインタビューに基づいて修正する(Data-Driven Persona)。
- インクルーシブデザイン: ステレオタイプから外れたユーザー(例:片手が使えない若者、テクノロジーに詳しい高齢者)を排除しないよう、多様な状況を想定してデザインする。
💡 使いどころ
ペルソナ設定やユーザー調査の初期段階。ただし、あくまで「仮説」として扱い、実際のユーザー行動で検証する必要がある。
⚠️ 注意点・誤用
ステレオタイプに依存したデザインは、ユーザーの実態と乖離したり、無意識の差別(アンコンシャス・バイアス)を含んでしまい、ユーザーを不快にさせるリスクが高い。
具体例
- 「主婦向けだからピンク色にする」(ジェンダーバイアス)
- 「高齢者向けだから機能は少なくする」(能力に対する決めつけ)
- いずれも「属性=ニーズ」と短絡的に結びつけている点が共通している。
出典・参考文献:
- Walter Lippmann, Public Opinion
- Susan Fiske, Social Cognition
- Nielsen Norman Group: Bias in UX Research / Inclusive Design
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