UIXHERO
#291
UI設計パターン
#291

もんだいくうかんとかいけつくうかん

問題空間と解決空間

別名・表記:Problem Space / Solution SpaceProblem SpaceSolution Space

UIXHERO Definition

「What(何が問題か)」と「How(どう解決するか)」の分離。優れたデザインを行うには、解決策(アプリや機能)を作る前に、まず問題空間(ユーザーの真の課題)を徹底的に理解する必要がある。これは「考え方の分離」であり、「検証状態」を指すPSFとは異なる。

概要

『リーン顧客開発』やデザイン思考で重要視される概念。

  • 問題空間 (Problem Space): ユーザーのニーズ、課題、痛み、動機。まだ解決策が存在しない状態の純粋な需要。
  • 解決空間 (Solution Space): 具体的な製品、機能、UIデザイン、技術。問題に対する答え。

UXでの活用

  • ダブルダイヤモンド: デザインプロセスにおいて、「正しい問題を見つける(Discover/Define)」フェーズと、「正しい解決策を作る(Develop/Deliver)」フェーズを意識的に分けることで、手戻りを防ぎ、本質的な価値を生み出す。
    • Discover/Define = Problem Space
    • Develop/Deliver = Solution Space

💡 使いどころ

チームがいきなり機能のアイデア出し(解決策)から始めてしまい、本来解くべき課題(問題)を見失っている時に立ち返るフレームワークとして使う。

⚠️ 注意点・誤用

クライアントやPMは解決空間の話(機能、画面)をしがちだが、デザイナーは「なぜそれが必要なのか?」と問い直し、問題空間に行き来する必要がある。

具体例

  • 「ドリルが欲しい(解決空間)」ではなく「穴を開けたい(問題空間)」
  • 「アプリを作りたい」ではなく「移動時間を短縮したい」
出典・参考文献:
  • Don Norman: The Design of Everyday Things 
  • Tim Brown: Change by Design
  • Eric Ries: The Lean Startup 
  • Steve Blank: The Four Steps to the Epiphany
  • Nielsen Norman Group: Problem Definition in UX
作成: 2026年2月1日
更新: 2026年2月19日

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