#074
心理学・認知バイアス
#074きおく
記憶 (Memory)
別名・表記:Memory
UIXHERO Definition
脳の情報処理プロセス。UXでは「ユーザーに記憶させない」のが鉄則。
概要
心理学において、記憶は主に以下の3段階に分けられる。
- 記銘(Encoding): 情報を取り込む
- 保持(Storage): 情報を保存する
- 想起(Retrieval): 情報を取り出す
また、保持期間によって「感覚記憶」「短期記憶(ワーキングメモリ)」「長期記憶」に分類される。
UXでの活用
- 再認>再生(Recognition over Recall): ユーザーにゼロから思い出させる(再生)のではなく、提示された選択肢から選ばせる(再認)UIにする。
- チャンキング: 情報を意味のある塊(チャンク)に分けることで、短期記憶の負担を減らす(電話番号のハイフンなど)。
- ピーク・エンドの法則: ユーザー体験の記憶は、「最も感情が高ぶった瞬間(ピーク)」と「最後(エンド)」によって決定づけられるため、この2点を重点的に設計する。
💡 使いどころ
ユーザーの学習コストを下げたい時。リピーター向けの機能(履歴、お気に入り)を設計する時。
⚠️ 注意点・誤用
人間の記憶は曖昧で、捏造されやすい(事後情報効果)。また、一度に覚えられる量は非常に少ない(マジックナンバー)。
具体例
- 検索履歴の表示(思い出さなくて済む)
- パスワードの「目を表示する」機能(記憶への負担を減らす)
- パンくずリスト(現在地を記憶しなくて済む)
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