#314
UX基礎・原則
#314らいふたいむばりゅー
ライフタイムバリュー (Lifetime Value)
別名・表記:Life Time ValueLTV顧客生涯価値CLV
UIXHERO Definition
「顧客との長い付き合いの価値」。一度きりの売上ではなく、関係性全体から得られる価値。
概要
LTV(Life Time Value)は、「顧客を安く獲得して高く売る」という焼畑農業的な発想から、「顧客と長く良好な関係を築く」という農耕的な発想への転換を象徴する指標です。 LTVを高めるには、「単価を上げる」「頻度を上げる」「期間を延ばす」の3つのアプローチがあります。
UXでの活用
UXデザインは、主に「期間を延ばす(リテンション)」ことでLTVに貢献します。
- 愛着の形成: 使い込むほど便利になる(蓄積・学習)、愛着が湧く(エモーショナルデザイン)仕掛けを作る。
- 成功体験の継続: 顧客が製品を使って成功し続ける(サクセス)限り、解約する理由はない。
💡 使いどころ
顧客獲得コスト(CAC)が適正かどうかを判断したい時(LTV > CACである必要がある)。
⚠️ 注意点・誤用
LTVを上げるために無理なアップセルを行ったり、解約を阻止したりしてはいけない。顧客満足度(CS)やロイヤルティを高めた「結果」としてLTVが伸びるのが健全。
具体例
- 月額1,000円のサービスを平均20ヶ月継続する場合、LTVは20,000円。
- フリーミアムモデルでは、無料ユーザーも含めた全体のLTVを計算する。
出典・参考文献:
- David Skok: SaaS Metrics 2.0
- Harvard Business Review: The Value of Keeping the Right Customers
- Reichheld(NPS/Loyalty)