#197
UI設計パターン
#197とうしるーぷ
投資ループ
別名・表記:Investment LoopInvestment Phase投資フェーズ
UIXHERO Definition
「使えば使うほど離れられなくなる」。ユーザーにデータを入力させたり、カスタマイズさせたりして、サービスの価値を高めること。「ユーザー自身の投資(時間・データ・学習)が蓄積されることで、離脱コストが高まる状態」。
概要
「フックモデル(トリガー → アクション → リワード → インベストメント)」の第4段階。 ユーザー自身の行動によってサービス内に「資産(Stored Value)」が蓄積されると、そのサービスを捨てるコスト(スイッチングコスト)が高くなり、結果として継続利用が促される。
UXでの活用
- データ蓄積: 写真、ログ、メッセージ履歴などが蓄積されるほど、他サービスへの移行が難しくなる。
- 学習コスト: ショートカットキーや独自の操作方法を習得することも、一種の投資(学習による投資)となり、継続利用の動機となる。
- 社会的投資: SNSでのフォロワー数や「いいね」の数は、そのプラットフォームにおける資産となり、離脱を防ぐ強力な要因となる。
💡 使いどころ
ユーザーのリテンション(継続率)を高めたい時。アクションを起こした直後(報酬を得た後)に、次のトリガーにつながるような小さな投資を求める。
⚠️ 注意点・誤用
報酬を得る前(ユーザーが価値を感じる前)に投資を求めると、離脱の原因になる。投資は「次の報酬」への期待とセットでなければならない。
具体例
- Twitterのフォロー(タイムラインがより面白くなる=投資)
- Spotifyの「お気に入り」登録(レコメンド精度が上がる=投資)
- LinkedInのプロフィール入力(スカウトが来やすくなる=投資)
出典・参考文献:
- Eyal, N. (2014). Hooked: How to Build Habit-Forming Products. Portfolio.
- Oinas-Kukkonen, H., & Harjumaa, M. (2009). Persuasive Systems Design: Key Issues, Process Model, and System Features. Communications of the Association for Information Systems, 24(1), 28.
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