UIXHERO
#212
心理学・認知バイアス
#212

にんちてきふきょうわ

認知的不協和

別名・表記:Cognitive Dissonance

UIXHERO Definition

「言ってることとやってることが違う」時に感じるモヤモヤ。人はこの不快感を解消するために、行動を変えるか、考え方(正当化)を変えようとする。

概要

レオン・フェスティンガー(Leon Festinger)が提唱した社会心理学の理論。 イソップ寓話の「すっぱい葡萄」が典型例(「手に入らない」という事実と「欲しい」という気持ちの矛盾を解消するために、「あれは美味しくないはずだ」と考え方を変える)。

UXでの活用

  • 移行の動機付け: 「今の古いシステムのままだと、こんなに損をしていますよ」と現状の矛盾を突きつけ、不協和を生じさせることで、新しいシステムへの乗り換え(行動変容)を促す。
  • 購入後の正当化: 購入直後に「良い買い物をしましたね!」と肯定するメッセージを送ることで、ユーザーの不協和(本当にこれでよかったのか?)を解消し、満足度を高める。

💡 使いどころ

ユーザーに現在の状態(不便さ)を認識させ、新しい解決策(自社製品)への移行を促したい時。

⚠️ 注意点・誤用

不快感を与えるため、使いすぎるとユーザーが離れていく(製品を嫌いになる)リスクがある。解決策とセットで提示する必要がある。

具体例

  • 「セキュリティ対策は万全ですか?」と問われ、不安になってサービスに登録する
  • 高い買い物をした後に「これは良いものだった」と自分に言い聞かせる(バイヤーズリモースの解消)
出典・参考文献:
  • Festinger, L. (1957). A theory of cognitive dissonance. Stanford University Press.
  • Aronson, E. (1969). The theory of cognitive dissonance: A current perspective. Advances in Experimental Social Psychology, 4, 1–34.
  • Harmon-Jones, E., & Mills, J. (Eds.). (1999). Cognitive dissonance: Progress on a pivotal theory in social psychology. American Psychological Association.
作成: 2026年2月1日
更新: 2026年2月17日

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