#218
心理学・認知バイアス
#218ばいやーずりもーす
バイヤーズリモース (購入後の後悔)
別名・表記:Buyer's Remorse買い手の後悔購入後の非協和
UIXHERO Definition
「買っちゃったけど大丈夫かな…」という不安。これを放置すると、キャンセル率の上昇や、リピート率の低下(「もうここでは買わない」)につながる。バイヤーズリモースは、UXにおける「心理的リスク」が顕在化した状態とも言える。
概要
認知的不協和の一種。 人は「お金を失った痛み」と「手に入れたものの価値」を天秤にかけ、少しでも不安要素(悪い口コミなど)を見つけると、自分の判断を疑い始める。
UXでの活用
- 肯定と称賛: 購入完了画面(サンクスページ)で、単に「購入しました」と表示するだけでなく、「賢い選択をされましたね!」「これで生活が便利になりますよ」といった肯定的なメッセージを伝える。
- 未来の提示: 商品が届くまでの間、その商品を使っている楽しい未来を想像させるようなコンテンツ(事例や活用法)を提供し、ワクワク感を持続させる。
💡 使いどころ
ユーザーが購入(コンバージョン)した後。購入前のUXは「買わせること」に集中しがちだが、購入後のUXは「安心させること」に集中する。
⚠️ 注意点・誤用
クーリングオフ期間中にこの感情が高まると、返品されるリスクが最大化する。
具体例
- サンクスページで「あなたの選択は素晴らしいです」と褒める
- 購入直後に「使い方のコツ」などの有益なメールを送る
出典・参考文献:
- Festinger, L. (1957). A theory of cognitive dissonance. Stanford University Press.
- Sweeney, J. C., Hausknecht, D., & Soutar, G. N. (2000). Cognitive dissonance after purchase: A multidimensional scale. Psychology & Marketing, 17(5), 369–385.
- Oliver, R. L. (1980). A cognitive model of the antecedents and consequences of satisfaction decisions. Journal of Marketing Research, 17(4), 460–469.