UIXHERO
#378
心理学・認知バイアス
#378

フェヒナーの法則

フェヒナーの法則

別名・表記:Fechners Law

UIXHERO Definition

「感覚の大きさは、刺激の強さの対数に比例する」という法則。刺激が強くなるほど、変化を感じ取るためにはより大きな変化量が必要になる(鈍感になる)。

概要

ウェーバーの法則の一般化。感覚的な「量」は、物理的な「量」とは一致しないことを示している。

UXでの活用

  • レベルデザイン: ゲームのレベルアップに必要な経験値が、レベルが上がるごとに指数関数的に増えていくのはこの法則に従っている(一定のペースで強くなっていると感じさせるため)。
  • 待ち時間: 待ち時間が長くなるほど、少しの遅延追加は気にならなくなる(1秒が2秒になるのは不快だが、10秒が11秒になっても気づかない)。

💡 使いどころ

ボリューム調整、明るさ調整、プログレスバーのデザインなど、物理的な量とユーザーの感覚的な変化の関係を調整する際。

⚠️ 注意点・誤用

変化量は比率(対数)で決まるため、元の値が大きいほど、気づくために必要な変化量も大きくなる(ウェーバーの法則)。10個を12個に増やせば気づくが、100個を102個に増やしても気づかない。

具体例

  • スマートフォンの音量調節(段階が等間隔ではなく対数的に設定されている)
  • 価格の割引率(100円の10円引きとお得だが、1万円の10円引きは誤差)
  • プログレスバーの進み方(序盤が速く、後半が遅い)
  • 音量・明るさスライダーのカーブ設計
出典・参考文献:
  • Fechner (1860)
作成: 2026年2月1日
更新: 2026年2月14日

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