#379
心理学・認知バイアス
#379フォン・レストルフ効果
フォン・レストルフ効果
別名・表記:Von Restorff Effect
UIXHERO Definition
「孤立効果」とも呼ばれる。複数の類似したオブジェクトが存在する場合、他と異なる(孤立した)オブジェクトが最も記憶に残りやすいという心理現象。
概要
ドイツの精神科医ヘートヴィヒ・フォン・レストルフが発見した記憶の法則。 似たようなものが並んでいるとき、色や形、サイズなどが他と異なっている(孤立している)ものほど、記憶に残りやすく、注目を集めやすい。「孤立効果」とも呼ばれる。
UXでの活用
- CTAボタンのデザイン: Webサイト上のボタンが全て同じ色だと、ユーザーはどれを押していいか迷う。最も重要なコンバージョンボタン(登録や購入)だけを、補色(反対色)にするなどして際立たせる。
- 価格表の演出: 「スタンダードプラン」を「一番人気」として強調表示(ハイライト、サイズアップ、リボンの付与)することで、ユーザーの選択を誘導する。
- 通知バッジ: アプリアイコンの右上に付く赤いバッジは、通常のアイコンデザインから「孤立」した色と形をしているため、強烈に視線を集める。
💡 使いどころ
価格プラン表で「おすすめ」を目立たせたい時や、CTAボタンのデザイン。周囲と異なる色・形にすることで視線を集める。
⚠️ 注意点・誤用
目立つものが複数あると効果が薄れる。また、目立ちすぎてデザインの統一感を損なわないように注意(バナー広告に見えないようにする)。1画面につき“孤立させる主役は1つ”が原則。
具体例
- 3つの料金プランのうち、真ん中だけ色を変えて少し大きくする
- モノクロ写真の中で、商品だけカラーにする
出典・参考文献:
- Hedwig von Restorff (1933): Über die Wirkung von Bereichsbildungen im Spurenfeld