#248
UX基礎・原則
#248ふぉも
FOMO (Fear of Missing Out)
別名・表記:Fear of Missing Out取り残される恐怖見逃しの恐怖
UIXHERO Definition
「話題に乗り遅れたくない」「今買わないと損するかも」という不安が行動を駆動する心理。ソーシャルメディア時代を象徴する心理状態。
概要
2000年代以降、SNSの普及とともに一般化した言葉。 他者との比較や、疎外感(仲間外れにされることへの恐怖)が根底にある。個人内要因(不安・承認欲求)や環境要因(SNS、通知、可視化)の相互作用で生まれる。
UXでの活用
- ストーリーズ(Ephemeral Content): 「24時間で消える」という制限を設けることで、ユーザーに「今見なければ」という動機を与える。
- ライブ配信: 「今しか見られない」「リアルタイムでしか参加できない」という限定性が、強いFOMOを生み出す。
- アクティビティ通知: 「○○さんがコメントしました」「××さんがいいねしました」といった通知は、ユーザーをアプリに呼び戻す(リテンション)ための強力なフックになるが、過剰だとノイズになる。
💡 使いどころ
イベントへの参加率を高めたい時や、新機能の利用を促進したい時。短期施策向き / 長期施策には注意。
⚠️ 注意点・誤用
ユーザーを過度に煽ると、不安やストレスを与え、デジタルウェルビーイングを害する(JOMO: Joy of Missing Out という対抗概念も生まれている)。
具体例
- 「あなたの友人が○○に参加しました」という通知
- Instagramのストーリーズ(24時間で消えるため、見逃せない心理が働く)
出典・参考文献:
- Przybylski et al. (2013)Motivational, emotional, and behavioral correlates of fear of missing out