#376
UX基礎・原則
#376フェイク・アージェンシー
フェイク・アージェンシー
別名・表記:Fake Urgency
UIXHERO Definition
実際には期限や在庫の減少がないにも関わらず、「残りわずか」「今だけ」と嘘をついてユーザーを急かし、コンバージョンを迫るダークパターン。
概要
切迫感(Scarcity)は強力な行動原理だが、それを嘘で作り出すことは倫理的に許されない。発覚すればブランドへの信頼は地に落ちる。
UXでの活用
- カウントダウンタイマー: ページを再読み込みするとリセットされるような「偽のタイマー」は詐欺的行為とみなされる場合がある。
- 在庫表示: ホル・アース・カタログのように「本当にあと1個」である事実を伝えるのは良いUXだが、十分に在庫があるのに「残りわずか」と煽るのはNG。
💡 使いどころ
【非推奨】本来は、実際に期限が迫っているセール(期間限定キャンペーン)など、真実に基づく緊急性を伝える場合にのみ使う。
⚠️ 注意点・誤用
常に「あと10分」と表示されるカウントダウンタイマーなどの嘘(Fake)は、バレた時にブランドの信用を完全に破壊する。ダークパターンとして規制の対象にもなりつつある。
具体例
- 常に「閉店セール」をやっている店のようなカウントダウン
- 「このオファーはあと5分で終了します」と出るが、リロードすると戻る
出典・参考文献:
- Dark Patterns at Scale: Mathur et al., CHI 2019
- European Commission / Consumer Protection reports
- Harry Brignull: Dark Patterns