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ドーパミンループ (Dopamine Loop)

別名・表記:Dopamine LoopDopamine Feedback LoopCompulsion Loop

UIXHERO Definition

「もっと欲しい」。快感を求めて行動を繰り返す中毒的なサイクル。

概要

ドーパミンは「快楽物質」と誤解されがちだが、正確には「探索・予期」の物質である。 「何か良いことが起こるかもしれない」という期待感(Reward prediction error)が人を突き動かす。 ニール・エヤールのHookモデル(Trigger -> Action -> Variable Reward -> Investment) は、変動報酬などを活用し、結果的にこのような動機づけの循環を生み出すフレームワークと解釈できる。

UXでの活用

  • 可変報酬(Variable Reward): 毎回同じ結果ではなく、「たまにすごい良いことがある」というランダム性を持たせることで、ユーザーの期待感を最大化し、飽きさせないようにする。
  • 完了の喜び: タスクを完了した瞬間に祝賀アニメーション(紙吹雪など)を表示し、達成感を強化するフィードバックを設計することで、次の行動への動機づけを高める。

💡 使いどころ

ユーザーの定着率(Retention)を高めたい時。習慣化(Habit Forming)を促したい時。

⚠️ 注意点・誤用

強力すぎる中毒性は「スマホ依存」などの社会問題を引き起こしており、倫理的な批判(Ethical concern)が高まっている。ユーザーのWell-being(精神的健康)を害するような設計は避けるべき(Humane Techの考え方)。

具体例

  • スロットマシンの演出(当たりそうで当たらないワクワク感)
  • SNSの通知バッジ(赤丸数字)を見ると開かずにはいられない
  • TikTokの次から次へと流れる動画(予測不能な報酬)
出典・参考文献:
  • Schultz, W. (1998). Predictive reward signal of dopamine neurons. Journal of Neurophysiology, 80(1), 1–27.
  • Schultz, W., Dayan, P., & Montague, P. R. (1997). A neural substrate of prediction and reward. Science, 275(5306), 1593–1599.
  • Berridge, K. C., & Robinson, T. E. (1998). What is the role of dopamine in reward? Brain Research Reviews, 28(3), 309–369.

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作成: 2026年2月12日
更新: 2026年2月14日

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