UIXHERO
#201
心理学・認知バイアス
#201

どあいんざふぇいす

ドア・イン・ザ・フェイス

別名・表記:Door in the FaceDoor-in-the-face-effectDoor In The Face Effect譲歩の返報性門前払い(俗称)

UIXHERO Definition

「大きくふっかけて、引く」。最初に断られることを前提とした要求を出し、相手が断った後に「じゃあ、これなら?」と本来の要求を通すテクニック。

概要

社会心理学における交渉テクニックの一つ。「譲歩の返報性(Reciprocal Concessions)」とも呼ばれる。 「一度断ってしまった」という罪悪感と、「相手が妥協ラインを下げてくれたのだから、こちらも歩み寄るべきだ」という返報性の心理が働くことで、承諾率が高まる。 対義語は「フット・イン・ザ・ドア(小さく始めて大きく育てる)」。最初の要求がアンカー(基準点)として働く側面もある。

UXでの活用

  • ダウンセル: カート離脱時や解約フローにおいて、「プレミアムプラン」の維持が難しいユーザーに対し、「ライトプラン」や「休会(データ保持)」を提案する。
  • 権限リクエスト: 「すべてのデータへのアクセス」を求めて拒否された場合、「機能利用に必要な最小限のアクセス」だけを再度リクエストする。
  • アンケート: 「詳細なアンケート(所要時間10分)」を断ったユーザーに、「3問だけの簡単なフィードバック」をお願いする。

💡 使いどころ

ユーザーが購入や登録をためらっている時。ダウングレード提案(ダウンセル)や、代替案の提示。

⚠️ 注意点・誤用

最初の要求があまりに不合理で失礼なものだと、その時点で信頼関係が壊れ、次の提案を聞いてもらえなくなる(本当の門前払いになる)。

具体例

  • 「有料プラン(高額)」を断られた後に「無料体験(機能制限あり)」を提案する
  • 「寄付のお願い(1万円)」を断られた後に「500円だけでも」とお願いする
作成: 2026年2月2日
更新: 2026年2月14日

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