#108
開発・システム・運用
#108こんうぇいのほうそく
コンウェイの法則
別名・表記:Conway's LawMirroring Hypothesis
UIXHERO Definition
「組織図がシステムに反映される」。仲の悪いチーム同士が作ったシステムは、連携がうまくいかない(疎結合になりすぎる)。
概要
「アーキテクチャは組織構造に従う」という経験則。 例えば、4つのチームでコンパイラを作ると、4パスのコンパイラができると言われる。 近年では、これを利用して「望ましいアーキテクチャを実現するために、組織構造を変える」という「逆コンウェイの法則(Inverse Conway Maneuver)」が注目されている。
UXでの活用
- サイロ化の解消: ユーザー体験(UX)は組織の境界をまたいで連続している。組織が縦割り(サイロ)だと、UXも分断されやすい。これを防ぐために、クロスファンクショナルチーム(職能横断型チーム)を作る。
- コミュニケーションの設計: デザイナーとエンジニアが同じチームにいることで、実装可能なデザインや、技術的制約を考慮したUIが生まれやすくなる。
💡 使いどころ
組織変更やチーム編成を行う時(逆コンウェイの法則)。ソフトウェアアーキテクチャを見直す際、組織構造がボトルネックになっていないか確認する時。
⚠️ 注意点・誤用
「組織図を変えればシステムも良くなる」と単純に考えがちだが、文化やコミュニケーションの流れが変わらなければ意味がない。評価制度や意思決定フローも含めて設計し直す必要がある。
具体例
- フロントエンドチームとバックエンドチームが分断されているため、APIの仕様が決まらず開発が遅れる
- データベース管理者が強い権限を持っているため、アプリケーションロジックよりもストアドプロシージャが肥大化する
出典・参考文献:
- Conway, M. E. (1968). How do committees invent? Datamation, 14(4), 28–31.
- Skelton, M., & Pais, M. (2019). Team Topologies: Organizing Business and Technology Teams for Fast Flow. IT Revolution Press.
- Newman, S. (2015). Building Microservices: Designing Fine-Grained Systems. O’Reilly Media.
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