#050
プロダクト戦略・成長
#050おんぼーでぃんぐ
オンボーディング
別名・表記:Onboardingユーザー定着支援
UIXHERO Definition
ユーザーを「初心者」から「使い手」に育てるプロセス。登録から、最初の成功体験(Aha Moment)までを導くこと。
概要
SaaSやアプリにおいて、新規顧客獲得(Acquisition)以上に重要なのが、獲得した顧客を定着させる(Retention)オンボーディングのフェーズです。 どんなに高機能なツールでも、使い方がわからなければ価値を感じてもらえず、ユーザーはすぐに去ってしまいます。
オンボーディングのゴールは、機能説明を読むことではなく、ユーザーがその製品を使って最初の成功(First Win / Aha Moment)を体験することです。
UXでの活用
- プログレッシブ・オンボーディング: 最初から全ての機能を説明せず、ユーザーの習熟度に合わせて段階的に機能を紹介する。
- エンプティステート(空の状態)の活用: データがない初期状態の画面で、「ここには何が表示されるか」や「どうすればデータを作れるか」をイラスト付きで案内する。
- セットアップのゲーム化: 「プロフィールの充実度」をプログレスバーで表示し、埋めたくなる心理(ツァイガルニク効果・完結欲求)を刺激して設定完了率を高める。
💡 使いどころ
ユーザー登録(Sign-up)直後。ユーザーが最も離脱しやすいタイミングであるため、手厚いサポートが必要。
⚠️ 注意点・誤用
「親切すぎる」のは逆効果。長すぎる説明(チュートリアル)はユーザーの目的達成を遅らせるため、スキップされやすい。ユーザーがやりたいことを阻害せず、必要な瞬間に必要な助けを出す(Contextual Onboarding)のがベスト。
具体例
- サービスの主要機能を案内するウォークスルーガイド
- 「まずはプロフィール画像を登録しましょう」といったセットアップウィザード
- Slackのslackbotとの対話型チュートリアル
出典・参考文献:
- Nielsen Norman Group: First-Time User Experience
- Samuel Hulick: The Elements of User Onboarding
- Intercom: User Onboarding & Product Adoption
- Marty Cagan: Inspired