UIXHERO
#078
UI設計パターン
#078

きのうてきふくざつさ

機能的複雑さ

別名・表記:Functional Complexity

UIXHERO Definition

「できること」が増えるほど、システムは複雑になること。

概要

どんなシステムにも、それ以上減らすことのできない複雑さ(固有の複雑さ)が存在する。 この複雑さを「ユーザーに処理させる」か、「システム設計者・開発者が引き受ける」かのトレードオフがUIデザインの核心である。

UXでの活用

  • デフォルト設定の最適化: ほとんどのユーザーにとって最適な設定をデフォルトにしておくことで、ユーザーが直面する複雑さを減らす。
  • 自動化: 日時入力や位置情報の取得など、システムが自動で補完できる部分はユーザーに入力させない。

💡 使いどころ

多機能なアプリケーション(Photoshopや業務用ツール)を設計する際。ユーザーに複雑さを押し付けず、システム側でいかに処理・隠蔽するかを議論する時に用いる。

⚠️ 注意点・誤用

機能的複雑さを隠そうとしすぎると、逆にコントロールを失ったユーザーが不安を感じる(ブラックボックス化)。上級者にはあえて複雑さ(詳細設定)を開放するバランスが必要。

具体例

  • 全自動洗濯機(ユーザーはボタン1つだが、裏側では複雑な制御が行われている)
  • スマートフォンのカメラ(誰でも綺麗に撮れるが、プロモードで詳細設定も可能)
出典・参考文献:
  • Larry Tesler: Law of Conservation of Complexity
  • Donald Norman: The Design of Everyday Things
  • Nielsen Norman Group: Cognitive Load in UX Design

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作成: 2026年2月9日
更新: 2026年2月14日

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