#252
心理学・認知バイアス
#252ふりくしょん
フリクション
別名・表記:Friction摩擦抵抗
UIXHERO Definition
ユーザー体験における「抵抗(摩擦)」。入力項目の多さ、迷い、ロード時間の長さなど、スムーズな進行を妨げる要素。基本的には減らすべきもの。
概要
滑らかな表面を滑るように、ユーザーがストレスなくタスクを完了できる状態(フリクションレス)が理想的とされる。Amazonの1-Click注文は、購買プロセスにおけるフリクションを極限まで減らした究極の例。離脱・迷い・ミスといったUX上の問題は、多くの場合フリクションとして説明できる。
UXでの活用
- 入力の自動化: 住所入力の自動補完や、カード情報のカメラ読み取りなどを行い、入力にかかる手間(物理的フリクション)を減らす。
- 認知的フリクションの低減: 専門用語を避けたり、次に何をすべきかを明確にすることで、ユーザーが考える労力を減らす。
💡 使いどころ
コンバージョン率(CVR)の改善や、離脱率を下げるための分析を行う時。
⚠️ 注意点・誤用
全てのフリクションが悪ではない。誤操作の防止や、熟慮を促すためにあえて抵抗を設けることもある(インテンショナル・フリクション)。
具体例
- 多すぎる入力フォーム(悪いフリクション)
- 「本当に削除しますか?」の確認ダイアログ(良いフリクション)
出典・参考文献:
- Nielsen Norman Group / Interaction Cost: Definition and Examples
- Don Norman, The Design of Everyday Things