#370
心理学・認知バイアス
#370パーキンソンの凡俗法則
パーキンソンの凡俗法則
別名・表記:Bikeshedding
UIXHERO Definition
「自転車置き場の議論」とも呼ばれる。組織は、重要な議題(大規模インフラの建設など)よりも、些細で理解しやすい議題(自転車置き場の屋根の色など)について、多くの時間を費やして議論してしまうという法則。
概要
誰もが理解できる(意見を言いやすい)テーマほど、議論が紛糾し、長引く傾向がある。逆に、専門的で重要なテーマは、誰も理解できないためすぐに承認されてしまう。
UXでの活用
- デザインレビュー: ボタンの色や角丸のサイズといった「些細な見た目」の議論に終始し、根本的な情報設計や機能要件の議論がおろそかになりがち。
- 優先順位: 本当にユーザーにとって重要な(インパクトのある)課題解決に時間を使っているか、常に自問する。
💡 使いどころ
会議が長引いているが、議論している内容が枝葉末節(ボタンの色、アイコンの微調整など)であると気づいた時。「今、自転車置き場の議論をしていないか?」と問いかける。
⚠️ 注意点・誤用
重要な意思決定(原発の建設など)は専門知識が必要で全員が発言できないが、些末なこと(自転車置き場の屋根の色)は誰でも意見が言えるため、議論が紛糾しやすい(パーキンソンの凡俗法則)。
具体例
- システムのアーキテクチャ議論よりも、ロゴの色決めに時間を使いすぎる
- 機能の仕様よりも、変数名の命名規則でモメる
出典・参考文献:
- Parkinson, C. N. Parkinson’s Law and Other Studies in Administration, 1957.