UIXHERO
#023
心理学・認知バイアス
#023

あんどぅ・りどぅ

アンドゥ・リドゥ

別名・表記:Undo / Redo元に戻す / やり直し

UIXHERO Definition

「元に戻す」と「やり直し」。間違えても大丈夫という安心感(Forgiveness)を与えるための基本機能。

概要

「許容力のあるデザイン(Forgiving Design)」の中核をなす機能。 ユーザーは常にミスをする可能性があり、また、結果を確認するためにあえて「試してみる」こともある。 Undo機能があれば、ユーザーは心理的な安全性を感じながら、自由にシステムを探索・学習することができる。

エラー防止が「間違えさせない設計」なら、Undoは「間違えても回復できる設計」である。

UXでの活用

  • 探索的学習の促進: 「間違っても戻せる」という保証があることで、ユーザーは機能や操作を積極的に試すことができる。
  • 確認ダイアログの削減: 強力なUndo機能があれば、操作のたびに「本当によろしいですか?」と聞く必要がなくなり、作業フローを阻害しない(モードレスな体験)。
  • ストレスの軽減: 誤操作によるデータ消失の恐怖から解放される。

💡 使いどころ

テキストエディタ、グラフィックツール、フォーム入力など、ユーザーが創造的・探索的な活動を行うあらゆるアプリケーションで必須。

⚠️ 注意点・誤用

すべての操作を無制限にUndoできるわけではない(メモリ制限や、サーバーへの送信など不可逆な操作)。また、Undoの履歴(スタック)がどの単位で保存されているか(1文字ずつか、単語ごとか)によって使い勝手が変わる。

具体例

  • キーボードショートカット(Ctrl+Z, Cmd+Z)
  • Gmailの「送信取り消し」(実質的な遅延送信によるUndo)
  • ブラウザの「閉じたタブを開く」
出典・参考文献:
  • Norman, D. A. (1988). The Design of Everyday Things. New York: Basic Books.
  • Nielsen, J. (1994). Usability Engineering. San Diego, CA: Academic Press.

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作成: 2026年2月12日
更新: 2026年2月22日

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