#385
UX基礎・原則
#385プレマックの原理
プレマックの原理
別名・表記:Premack Principle
UIXHERO Definition
「頻繁に行う行動(好む行動)」を報酬として設定することで、「あまり行わない行動(嫌な行動)」を強化できるという心理学の原理。「おばあちゃんの知恵袋」とも呼ばれる。
概要
デイビッド・プレマックによって提唱された。「野菜を食べたら(嫌な行動)、デザートを食べていいよ(好きな行動)」というように、発生頻度の高い行動を「強化子」として利用する。「オペラント条件づけにおける強化理論の一種」。
UXでの活用
- ゲーミフィケーション: 「面倒なプロフィールの入力を完了したら(低頻度)、新しいアバターアイテムを使える(高頻度)」というように、ユーザーに望ましい行動を促す設計に応用できる。
- 誘惑バンドル: プレマックの原理の一種であり、UXデザインにおいて「やらなければならないこと」のモチベーションを高めるために有効。
💡 使いどころ
ユーザーに面倒なアクション(登録、入力)を完了させたい時。「これをやったら、あれができる」という動機付け。
⚠️ 注意点・誤用
「おばあちゃんのルール(野菜を食べたらデザート)」としても知られる。報酬(頻繁に起こる行動)は、ユーザーにとって本当に価値があるものでなければならない。外発的動機づけに寄りすぎると内発的動機を損なう場合がある。
具体例
- 「プロフィールを80%埋めたら、人気ユーザーランキングが見られます」
- 「動画広告を見たら、続きの漫画が読めます」
出典・参考文献:
- Premack, D. (1959). Toward empirical behavior laws: I. Positive reinforcement. Psychological Review, 66(4), 219–233.