#286
UI設計パターン
#286むーんしょっと
ムーンショット
別名・表記:MoonshotMoonshot Thinking
UIXHERO Definition
「10%の改善」ではなく「10倍の革新」を目指す、野心的で急進的な挑戦。Google X(現X)が提唱。UX/プロダクト設計では「既存UIの改善ではなく、体験そのものを再定義する発想」。
概要
ムーンショットには3つの要素が必要とされる。
- Huge Problem: 解決すれば世界が変わるような巨大な問題
- Radical Solution: 従来の延長ではない、急進的な解決策
- Breakthrough Technology: それを実現可能にする画期的な技術
UXでの活用
- 理想のCX(顧客体験)の探求: 技術的な制約を一旦忘れ、「魔法のように課題が解決されるとしたらどんな体験か?」を描く(SFプロトタイピング)。そこからバックキャストして現在のUIを設計する。「病院の受付UIを速くする」ではなく→「“待たない医療体験”を前提に、受付という概念自体を消す」
💡 使いどころ
組織のビジョンを策定する時や、社会課題のような大きな問題に取り組む時。視点を高く保ち、チームの熱量を引き出したい時。
⚠️ 注意点・誤用
夢物語で終わらせないためには、壮大なビジョンと、今すぐ着手できる具体的な実験(プロトタイピング)の両輪が必要。
具体例
- Googleの自動運転車プロジェクト
- SpaceXの火星移住計画
出典・参考文献:
- Astro Teller, The Unexpected Benefit of Celebrating Failure (TED Talk)
- Alphabet X(旧 Google X)
- Eric Ries, The Lean Startup
- IDEO, Designing the Future