#492
レイアウト
#492ぐりっどしすてむ
グリッドシステム (Grid System)
別名・表記:Grid Systemレイアウトグリッド格子状レイアウト
UIXHERO Definition
「デザインの骨組み」。見えない線に合わせて並べることで、整然とした美しい情報を伝えるレイアウト手法。
概要
スイス・タイポグラフィ(インターナショナル・タイポグラフィック・スタイル)にルーツを持つ、レイアウト設計のための構造的枠組み。印刷物のデザインで体系化され、その後WebやUIデザインへと応用された。
画面を規則的な格子状(グリッド)に分割し、その線に合わせて画像やテキストを配置することで、視覚的な秩序と統一感を生み出す。 Webデザインでは、通常「カラム(列)」、「ガター(溝)」、「マージン(余白)」の3要素で構成される。
UXでの活用
- 認知負荷の軽減: 情報が整理整頓されているため、視線の移動が予測しやすくなり、情報探索の負荷を下げることができる。
- 一貫性の担保: ページを跨いでも同じルールで配置されるため、ユーザーはレイアウトパターンを学習しやすく、迷いにくくなる。
- レスポンシブ対応: 画面幅に応じてカラム数を変える(例:PCでは12カラム、タブレットでは8カラム、スマートフォンでは4カラムに再構成するなど、デバイス幅に応じて再配置する)ことで、デバイスを問わず最適な情報密度を提供できる。
💡 使いどころ
ほぼ全てのWebデザインやUIデザインにおいて。特にレスポンシブデザインでは、画面幅に応じたレイアウト変更の基準として必須となる。
⚠️ 注意点・誤用
グリッドは「ルール」だが、絶対ではない。意図的にグリッドを崩す(ブロークングリッド)ことで、躍動感や注目を生む手法もある。ただし、基本を知った上で崩す必要がある。
具体例
- 12カラムグリッドを使い、PCでは3列(4カラムずつ)、SPでは1列(12カラム)に可変させる。
- 写真とテキストをマス目に合わせて配置し、整列された印象を与える(Pinterestのカードレイアウトなど)。
- ベースライングリッドを使い、異なるフォントサイズのテキストでも行の高さを揃える。
出典・参考文献:
- Müller-Brockmann, J. (1981). Grid Systems in Graphic Design. Niggli.
- Lupton, E. (2010). Thinking with Type. Princeton Architectural Press.
- W3C. (2012). CSS Grid Layout Module Level 1.
- Google. (2023). Material Design 3: Responsive layout grid.