UIXHERO
#342
心理学・認知バイアス
#342

ゲシュタルト原則

ゲシュタルト原則

別名・表記:Gestalt Principles

UIXHERO Definition

人間は個々の要素をバラバラに認識するのではなく、まとまり(グループ)や全体的な構造として認識する傾向がある。

概要

人間の視覚認知に関する心理学的法則。「全体は部分の総和以上の意味を持つ」という考え方に基づき、人間がバラバラな視覚要素をどのように「まとまり(グループ)」として認識するかを体系化したもの。「近接」「類似」「閉合」「連続」「共通運命」などの法則がある。UIデザインのレイアウトやグルーピングの基礎理論として極めて重要。

UXでの活用

  • 近接の法則: 関連性の高い情報(画像とキャプション、見出しと本文)は物理的な距離を近づけ、関係ないものとは余白(マージン)を空けて区別する。
  • 類似の法則: 同じ機能を持つ要素(CTAボタン、リンク、ナビゲーション)は、色、形、サイズを統一することで、同じ役割であることを直感的に伝える。
  • 共通領域の法則: カードUIやボーダーで囲むことで、その中の要素がひとつのグループであることを明示する。

💡 使いどころ

UIのレイアウト設計の基本。近接、類似、閉合などの法則を使って、要素の関係性を視覚的に伝える。

⚠️ 注意点・誤用

原則を無視した配置は、ユーザーに誤ったグルーピングを認識させ、操作ミスを誘発する。「これとこれは関係がある」と直感的にわかる配置にする。

具体例

  • 「近接の法則」:関連する画像とテキストは近づけ、無関係なものとは余白で区切る
  • 「類似の法則」:同じ機能を持つボタン(送信、保存)は同じ色・形にする
出典・参考文献:
  • Koffka, K.: Principles of Gestalt Psychology
  • Wertheimer, M. (1923): Laws of Organization in Perceptual Forms
  • Nielsen Norman Group: Gestalt Principles of Visual Perception
作成: 2026年1月26日
更新: 2026年2月14日

読んだ内容を、自分の画面に当てるとき

UIXHEROは、記事を書くほかに、画面の検品・判定、デザインシステムの構築、実装と改善の伴走を受けています。何を頼めばいいか決まっていない段階の相談も、同じ窓口で受けます。

UIXHEROに頼めることを見る

※ 記事の内容についての質問や、書いてほしいテーマの要望も同じ窓口で受けています

この記事をシェアする
シェア: