#244
UX基礎・原則
#244ふぃーちゃーくりーぷ
フィーチャークリープ
別名・表記:Feature CreepFeaturitisScope Creepクリーピング・フィーチャリズム
UIXHERO Definition
「あれもこれも」と機能を追加しすぎて、使いにくくなってしまうこと。
概要
「Creep(忍び寄る)」の名の通り、明確な意図がないまま、少しずつ機能が増えていくのが特徴。 競合製品との差別化や、一部のパワーユーザーの声に対応しようとするあまり、大多数のユーザーにとって不要な機能が増え、学習コストが増大する。
UXでの活用
- 引き算の思考: 新機能を追加する時は、「既存の機能を1つ削除できないか」をセットで考える。
- コアバリューの明確化: プロダクトの「たった一つの価値」を定義し、そこから外れる機能は勇気を持って却下する。
- 段階的開示: どうしても必要な機能であれば、初心者には隠し、必要な人だけがアクセスできる場所に配置する(プログレッシブ・ディスクロージャー)。
💡 使いどころ
プロジェクトのスコープ管理や、MVP(Minimum Viable Product)の定義を行う際。「その機能は本当に必要か?」を問い直すための警句として使う。
⚠️ 注意点・誤用
ユーザーの要望を全て聞くことが「良いUX」ではない。多くの要望は、既存機能の改善で解決できる場合がある。「機能追加」以外の解決策(ドキュメントの改善、UIの整理など)を検討すべき。
具体例
- ボタンだらけでどのボタンを押せばいいかわからないリモコン
- 使わない機能が満載で動作が重いソフトウェア(ブロートウェア)
- 多機能すぎて使いこなせない家電製品
出典・参考文献:
- Gerald M. Weinberg, Quality Software Management
- Steve Jobs のプロダクト思想
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