#028
UX基礎・原則
#028いのべーしょんのふきゅうりろん
イノベーションの普及理論
別名・表記:Diffusion of Innovations普及学キャズム理論
UIXHERO Definition
エベレット・ロジャースが提唱。新しいアイデアが社会に広まるプロセスを、時間軸と採用者の特性で説明したもの。
概要
採用者の5分類:
- Innovators(革新者): 2.5%。冒険好きで、新技術そのものに関心がある。
- Early Adopters(初期採用者): 13.5%。流行に敏感で、実利よりも新しい価値を重視する。
- Early Majority(前期追随者): 34%。慎重だが、平均より早く取り入れる。実用性を重視。
- Late Majority(後期追随者): 34%。懐疑的で、周囲の多数派が使い始めてから使う。
- Laggards(遅滞者): 16%。伝統を重んじ、最後まで変化を拒む。
UXでの活用
- フェーズに合わせたデザイン: イノベーター向けには「新しさ・先進性」を強調し、マジョリティ向けには「安心感・使いやすさ(MAYA理論)」を強調する。
- オンボーディングの最適化: キャズムを超えるためには、一般層でも迷わず使える親切なオンボーディングが必須となる。
💡 使いどころ
製品のライフサイクルに合わせて、どの層(ターゲット)に向けたマーケティングやUX改善を行うべきか戦略を立てる時。
⚠️ 注意点・誤用
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には「キャズム(深い溝)」があり、ここを超えるには戦略を大きく変える必要がある(ジェフリー・ムーアのキャズム理論)。
具体例
- iPhone発売当日に並ぶ人(イノベーター)
- みんなが持っているから買う人(マジョリティ)
出典・参考文献:
- Rogers, E. M.Diffusion of Innovations.Free Press, 1962.
- Moore, G. A.Crossing the Chasm.HarperBusiness.