UIXHERO
#228
インタラクション・アニメーション
#228

ひたいしょうせい

非対称性 (Asymmetry)

別名・表記:Asymmetryアシンメトリー

UIXHERO Definition

左右非対称。デザインに動きや緊張感、視覚的な興味を生み出すための構成手法。UXにおいては、特にレイアウトや視覚的重みを意図的に不均衡にすることで、視線誘導や強調を行う際に用いられる。

概要

自然界の多くは非対称であり、非対称性は「自然」「人間味」「動き」を感じさせる。 一方、対称性(Symmetry)は「人工的」「静止」「威厳」を感じさせるため、目的によって使い分ける。 日本の「わび・さび」の美意識では、不完全さや不均衡を美として捉える傾向があり、非対称性が好まれる場合がある。

UXでの活用

  • 視線誘導: 画面の片方に大きな画像を配置し、もう片方に小さなテキストとボタンを配置することで、視線の流れをコントロールする(Z型パターンなど)。
  • 退屈の回避: 完全に整列されたグリッド(対称的なレイアウト)は、整然としているが退屈になりがちである。一部を非対称に崩すことで(Broken Grid Layout)、ユーザーの関心を惹きつけ続けることができる。

非対称であっても、全体としての視覚的バランス(Visual Balance)を保つことが重要である。

💡 使いどころ

画面に躍動感を与えたい時。特定のコンテンツを目立たせたい時(視覚的重みの操作)。退屈なグリッドレイアウトを打破したい時。

⚠️ 注意点・誤用

単に崩れているだけに見えないように、視覚的な重心(Visual Weight)のバランスを慎重に計算する必要がある。シンメトリーよりも高度な構成力が求められる。

具体例

  • 画面の左右で画像とテキストを配置する(スプリットスクリーン)
  • ロゴマーク(Nikeのスウッシュなど)
  • 和風デザイン(生け花や日本庭園の美学)
出典・参考文献:
  • Arnheim, R. (1974). Art and Visual Perception: A Psychology of the Creative Eye. University of California Press.
  • Lidwell, W., Holden, K., & Butler, J. (2010). Universal Principles of Design. Rockport Publishers.

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作成: 2026年2月14日

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