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質問の技術 (The Art of Questioning)

良い質問と悪い質問の違い、誘導尋問の回避、そしてラダリング法について。

2026年1月26日
更新: 2026年8月27日
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by Dengen Yosho(DGYS)

問いかけで真実を引き出す

「何を聞くか」で、得られる答えの質は劇的に変わります。ユーザーを誘導せず、事実を引き出すための技術を学びましょう。

良い質問、悪い質問

❌ 避けるべき質問

  • 誘導尋問 (Leading Questions): 「この機能、便利だと思いませんか?」(→はい、と言わざるを得ない)
  • 未来の予測 (Future Predictions): 「もしこのアプリが出たら使いますか?」(→使う、と答えるのはタダなので、実際の行動とは一致しない)
  • 一般論 (Generalization): 「普段はどうしていますか?」(→理想的な自分を語りがち)

⭕️ 推奨される質問

  • 過去の事実 (Past Behavior): 「最後にその作業をしたのはいつですか?その時どうしましたか?」(→事実は嘘をつかない)
  • クリティカル・インシデント法: 「最近、特に困ったことや、逆にすごく上手くいったことはありますか?」(→感情が動いた瞬間には強いニーズがある)
  • 具体的なエピソード: 「その時の画面を見せていただけますか?」「まず最初に何をしましたか?」

インタビューの重要テクニック

1. ラダリング法 (Laddering)

「ハシゴ(Ladder)を登る」ように、表面的な事象から本質的な価値観へと深掘りする技術。

  1. 属性: 「なぜiPhoneを買ったの?」→「ケースの種類が多いから」
  2. 機能的利点: 「なぜケースが多いといいの?」→「自分好みの見た目にできるから」
  3. 情緒的利点: 「好みだと何がいいの?」→「持っていて気分が上がるから」
  4. 価値観: 「気分が上がるとどうなる?」→「自分らしさを表現したいから(本質的ニーズ)」

2. 沈黙に耐える (Embrace Silence)

質問の後、ユーザーが黙ってしまっても、すぐに次の質問を被せないでください。 沈黙は「考えている」「思い出している」時間です。じっと待つことで、ポロッと本音が漏れることがよくあります。

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最終更新: 2026年8月27日

この記事を書いた人

Dengen Yosho(DGYS)

Dengen Yosho(DGYS)

UI/UXデザイナー兼デザインエンジニア デザイン歴25年以上 情報設計〜UIデザイン〜React/TypeScriptによる実装までを一気通貫で担当 大手企業のDXプロジェクトや決済アプリ領域で、デザインリードとして改善と構築を経験 現在はフリーランスとして、プロダクトのUI/UX改善とデザインシステム構築を支援 長年の実務の中で感じてきたのは、 「良いUI」はセンスではなく、再現可能な判断の積み重ねであるということ UIXHEROは、 心理学や行動科学の知見を、現場で使える設計言語に翻訳するための場所 関心領域は「ユーザーの行動が変わるUI」 人の認知・注意・意思決定の構造を理解し、 “なぜそのUIが機能するのか”を言語化することを目指している

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