問いかけで真実を引き出す
「何を聞くか」で、得られる答えの質は劇的に変わります。ユーザーを誘導せず、事実を引き出すための技術を学びましょう。
良い質問、悪い質問
❌ 避けるべき質問
- 誘導尋問 (Leading Questions): 「この機能、便利だと思いませんか?」(→はい、と言わざるを得ない)
- 未来の予測 (Future Predictions): 「もしこのアプリが出たら使いますか?」(→使う、と答えるのはタダなので、実際の行動とは一致しない)
- 一般論 (Generalization): 「普段はどうしていますか?」(→理想的な自分を語りがち)
⭕️ 推奨される質問
- 過去の事実 (Past Behavior): 「最後にその作業をしたのはいつですか?その時どうしましたか?」(→事実は嘘をつかない)
- クリティカル・インシデント法: 「最近、特に困ったことや、逆にすごく上手くいったことはありますか?」(→感情が動いた瞬間には強いニーズがある)
- 具体的なエピソード: 「その時の画面を見せていただけますか?」「まず最初に何をしましたか?」
インタビューの重要テクニック
1. ラダリング法 (Laddering)
「ハシゴ(Ladder)を登る」ように、表面的な事象から本質的な価値観へと深掘りする技術。
- 属性: 「なぜiPhoneを買ったの?」→「ケースの種類が多いから」
- 機能的利点: 「なぜケースが多いといいの?」→「自分好みの見た目にできるから」
- 情緒的利点: 「好みだと何がいいの?」→「持っていて気分が上がるから」
- 価値観: 「気分が上がるとどうなる?」→「自分らしさを表現したいから(本質的ニーズ)」
2. 沈黙に耐える (Embrace Silence)
質問の後、ユーザーが黙ってしまっても、すぐに次の質問を被せないでください。 沈黙は「考えている」「思い出している」時間です。じっと待つことで、ポロッと本音が漏れることがよくあります。